学芸大学「WR.」を手がけるSALが三軒茶屋に「NUPURI」を開業。敷地内にスタンディング、レストラン、ショップを併設し、多彩な料理とともに自然派ワインを楽しませる

ふらっと1杯も、しっかり食事も、ワインの購入だけでもOK

三軒茶屋駅から学芸大学方面へ徒歩で約5分。住宅街が近く、昼夜を問わず賑わう駅前と比べると人通りは少ないが「できる限り駅から離れたいと思っていたので、ちょうど良い」と渡辺氏。若者たちがふらっと立ち寄る雰囲気ではなく、オトナ世代がわざわざ足を伸ばしてでも行きたいと思う店にしたかったと話す。

以前から交流があり、独立予定だったシェフの小渕卓也氏、マネージャーの伊藤香菜氏と意気投合し、物件を探し始めたのは2年前。当初は20坪前後の店舗を想定していたが、武蔵小山の自然派ワイン専門店「THE WINE SHOP.TOKYO（ワインショップ東京）」をショップ・イン・ショップとして迎えることが決まり、ウォークインセラーが置ける30坪以上の広さを条件に、三宿や池尻、尾山台など様々なエリアを見て回り、昨年夏にようやく出合ったのが元駐車場だった場所に新築された現物件だという。。

敷地内は角打ちスタイルのワインスタンド、ワインショップ、レストランの3エリアに分かれており、店内中央に設置されたワインショップ（ウォークインセラー）がワインスタンドとレストランスとの間仕切りにもなっている。

ワインスタンドはア・ラ・カルトとワインを気軽に楽しむスタイル。一方、レストランスペースでは18:00～22:00までは予約制で7品からなるコース料理（8800円）を提供するほか、カウンターでゆっくりア・ラ・カルトを楽しむこともできる。もちろん、ワインショップだけの利用も可能だ。

店の前を通る人からはスタンディングスペースやワインセラーが見え、賑わいに引き寄せられる人も

店内奥のレストランスペース。シンプルで無機質な空間だからこそ、趣向を凝らした一皿が映える

店舗データ