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幡ヶ谷に「bistro IZUMY(ビストロ イズミー)」が開業!渡豪を経たシェフが独立、移民国家ゆえ多彩な食文化が入り混じるシドニーの自由なスタイルを取り入れたビストロ

12月15日、幡ヶ谷に創作ビストロ「bistro IZUMY(ビストロ イズミー)」がオープンした。オーナーシェフの泉謙介氏は都内やオーストラリア・シドニーのワインバー、レストランなどで修行を重ね、帰国後に「神泉 遠藤利三郎商店」を経て独立。“カジュアルな雰囲気ながらも、きちんと美味しい料理とワインが楽しめる店”をコンセプトに、シドニースタイルの多彩な料理やワールドワイドなワインを揃える。


世界的なレストラン「Tetsuya’s」に憧れ、単身渡豪

「bistro IZUMY」があるのは幡ヶ谷と笹塚を結ぶ甲州街道沿い、どちらの駅からも徒歩5~6分の立地。もともとは三宿や池尻大橋、中目黒近辺での出店を希望していたが、良い出合いがなく、範囲を広げてリサーチしていた中で辿り着いたのが幡ヶ谷だった。「ディープな飲食店が多い幡ヶ谷は、“気軽な雰囲気で、レストランに負けない料理が楽しめる店”という店のコンセプトにも合うと思いました。北には中野、南には代々木上原があることから、両エリアからの集客が見込めるのではという狙いもありましたね」という泉氏が飲食業界に足を踏み入れたのは、大学中退がきっかけだった。「当時は大学でやりたいことも見つからず、迷走していました。もともと料理には興味があったので、一念発起したという感じですね。でも初めに入った丸の内のイタリアンレストランでは本当に何もできなくて…色々な意味でこの業界の厳しさを知りました」。

退店後、渋谷のワインバー「シノワ」で改めて料理の基礎を学ぶ。オーストラリアに渡ったのは、シノワで出会った師匠の勧めがあったからだという。「師匠に教わった日本人シェフ・和久田哲也さんのお店『Tetsuya’s(テツヤズ)』で働きたかったのですが、語学力のなさが原因で面接にもたどり着けなくて。所持金が100ドルしかなかったので、とにかく働かなくてはと片っ端からシェフハットを獲得している(オーストラリア版“星付き”)レストランに履歴書を送りました」。

働きながら語学力を付け、皿洗いからはじめたシェフハット獲得店や、スーシェフ、シェフを務めたガストロノミーレストランなど、約5年間に渡り腕を磨いた後に帰国。この時はすぐにシドニーに戻るつもりでおり、アルバイトとして入店した「神泉 遠藤利三郎商店」の料理の美味しさに驚いたという。やがて日本に腰を据えることを決心し、最終的には「神泉 遠藤利三郎商店」で5年間に渡ってシェフを務め、40歳で独立した。さまざまなシェフたちとの出会いや、彼らから受けた刺激など、これまでの経験を振り返りながら「若くして独立されるシェフも多いですが、僕にとってはこれがちょうどいいタイミングでした」と泉氏は微笑む。

甲州街道沿い、小さな飲食店が軒を連ねる一角に構える店舗。「肩肘張らずに入れるような店にしたかった」というように、ガラス張りで明るい雰囲気

シドニーの海岸に建つレストランをイメージ。写真ではわかりにくいが、キッチンには海を思わせるブルーのタイルが貼られている

店舗データ

店名 bistro IZUMY(ビストロ イズミー)
住所 東京都渋谷区幡ヶ谷1-9-6リッツ幡ヶ谷1F

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アクセス 幡ヶ谷駅、笹塚駅から各徒歩7分
電話 03-6383-4415
営業時間 月~土17:00~23:00、日曜15:00~22:00
定休日 水曜ほか不定休
坪数客数 14.5坪16席
客単価 7000円
オープン日 2022年12月15日
関連リンク bistro IZUMY(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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