新横浜に「すし酒場さんじ」が開業。「最速で50店舗」を掲げるMostfun初のオリジナル業態。業態開発は完全アウトソーシング、組織・人事構築のプロが挑む新しい飲食店経営とは？

週休3日制、採用広告費ゼロ、実力主義の抜擢人事など、独自の“ヒト”戦略

「カネは出資者を募り、業態はFCやプロデュースに頼る。僕が注力するのはヒトです」と大崎氏はきっぱり。ラフテルズ時代の知見を活かし、大崎氏は組織・人事戦略で会社をよくすることに専念する。同社では様々な取り組みを行っており、例えば、25人いる社員は全員に週休3日制を導入。「今の若い人には、1日の労働時間が長くても休みの日数が多い方が喜ばれる」と、月の労働時間200時間をうまく変形・調整することで実現している。それ以外にも、採用はリファラル中心で採用広告費はゼロ。アルバイト募集は独自に作成した応募フォームで面接の無駄を省き、採用にかけるコストを削減。実力主義の抜擢人事で21歳のスタッフに店長を任せたり、学生アルバイトを社員として雇用するなど。「色々な施策を行っていますが、結局は働く人のメリットを明確にすることが大切です」と大崎氏は話す。

内装はスパイスワークスが手掛けた。店内中心におでん鍋を置き、「おでんが美味しい店」であることをアピールする。カウンター席のほか、団体客にも対応するボックス席も配置し、全64席

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