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新横浜に「すし酒場さんじ」が開業。「最速で50店舗」を掲げるMostfun初のオリジナル業態。業態開発は完全アウトソーシング、組織・人事構築のプロが挑む新しい飲食店経営とは?

2月9日、新横浜に「すし酒場さんじ」がオープンした。熟成魚のすしとおでんがウリの居酒屋で、運営のMostfun(神奈川県横浜市)にとって初のオリジナル業態だ。同社は、飲食店の組織・人事構築のコンサルを手掛けるラフテルズ出身の大崎拓実氏が2020年に創業。これまでは「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」「新時代」などのFCに加盟するかたちで店舗数を伸ばしてきた。創業から3年の現在は9店舗体制だが、「最速で50店舗出店後、社員1000人の会社をつくる」を目標に掲げる。業態づくりはFCやプロデューサーなど外部に任せ、大崎氏は組織づくりや人事制度に注力。変形労働による週休3日制や若手にもチャンスが回ってくる抜擢人事など独自の制度を取り入れ、新しい飲食店経営のかたちを提示する。


3年で9店舗、FCで急速展開。居酒屋不足の新横浜で月商1500万円も射程範囲に

東海道新幹線の停車駅である新横浜。オフィスビルが立ち並び、加えて日産スタジアムや横浜アリーナも近くにあることから、ビジネスマンから観光客まで多くの人が集まる街だ。一時はコロナ禍で多くの居酒屋が撤退したものの、コロナ禍から回復基調の現在、供給不足になりつつある。そんなタイミングにオープンした「すし酒場さんじ」が好調だ。駅近く、視認性の良い二面が取れる角地の路面という立地も手伝い、32坪で月商1500万円越えも見えてきているという。

Mostfun代表の大崎拓実氏は1991年生まれの現在31歳。神奈川を中心に全国で飲食店を展開するTune up(神奈川県横浜市)の創業メンバーとして活躍したのち、飲食店の組織・人事構築のコンサル事業を行うラフテルズ(東京都渋谷区)に入社。2020年、コロナの影響により良い物件が空いている状況を好機ととらえて独立。好条件の物件を取得し、「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」や「新時代」など、今を時めくヒットFCブランドに加盟。創業から3年で9店舗を出店するスピード展開をしている。

今回はもともと同社が「肉寿司」のFCを営業していた物件だ。すし業態を営業してほしいという大家の希望と、周辺でおでんのニーズが強かったことから、「すしとおでん」をメインコンテンツに据えた。「新横浜は地元であり、Tune up時代にもここで店を立ち上げるなど、慣れ親しんだ街。このエリアはおでん業態が強く、息が長いということは知っていました。夏場が弱いおでんだけでなく、すしと組み合わせることで季節の偏りをなくした業態にしたかった」と大崎氏は話す。

新横浜駅から徒歩3分の好立地。紫ののれんや懸垂幕で存在感は抜群。ランチだけで130人が来店する日も。周辺ではコロナ禍で宴会需要にこたえる居酒屋が減っていたことも手伝い、2月は約20日の営業日で月商1000万円を超える見込みだという

店舗データ

店名 すし酒場さんじ
住所 神奈川県横浜市港北区新横浜2-4-6 マスニ第一ビル 1F

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アクセス 新横浜駅から徒歩3分
電話 045-534-6900
営業時間 【月~金】ランチ11:30~14:00(LO14:00)、ディナー15:00~24:00(料理LO23:00、ドリンクLO23:30)【土日祝】12:00~24:00(料理LO23:00、ドリンクLO23:30)
定休日 年末年始
坪数客数 35坪64席
客単価 3000~3500円
運営会社 株式会社Mostfun
オープン日 2023年2月9日
関連リンク すし酒場さんじ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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