北海道を代表するジンギスカン店、安く売られるマトンに着目して創業
ジンギスカンと言えば北海道のソウルフードとして知られている。札幌には数多くのジンギスカン店があるが「成吉思汗だるま」は札幌を代表する老舗だ。運営のだるま4・4はこれまで札幌に6店舗を展開してきたが、今回、満を持して「成吉思汗だるま 上野御徒町店」をオープンし東京進出店を果たした。道民のみならず全国にファンを持つブランドだけあり、オープン初日は建物がある区画をぐるりと囲むほどの行列が発生。最後に入店したお客は6時間待ちだったという。すでに数々のメディアにも取り上げられ世間から関心の高さがうかがえる。
創業は戦後間もない1954年。朝鮮半島の植民地から家族とともに日本へ渡ってきた女性、金官菊子氏が創業者だ。38歳だった夫を亡くし、5人の子どもを養うため、決死の覚悟で開業したのがジンギスカン店だった。現在も使われるロゴのダルマは、金官氏の息子で現在代表取締役社長である金 和秀氏が14歳の時に描いたもの。一般的にイメージされる可愛らしいフォルムのダルマではなく、雄々しく力強い表情の「達磨大師」であることは、当時の苦境やそれに立ち向かう覚悟が現れている。
今でこそ北海道を代表するグルメであるジンギスカンだが、当時はまだ羊を食べる文化は薄かったという。当時、羊肉、特にマトンは臭いというイメージがあり安く売られており、金官氏はそこに着目。クセのあるマトンを美味しく食べられるタレを開発した。レシピは創業家の者しか知らない、門外不出のタレこそが「成吉思汗だるま」の要だという。
店舗データ
店名 | 成吉思汗だるま 上野御徒町店 |
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住所 | 東京都文京区湯島3-41-5 |
アクセス | 上野広小路駅から徒歩2分、湯島駅から徒歩1分 |
電話 | 03-6240-1430 |
営業時間 | 17:00~23:00(LO22:30) |
定休日 | 無休 ※年末年始(12/31~1/2)は休業 |
坪数客数 | 15坪23席 |
客単価 | 4000円 |
運営会社 | 株式会社だるま4・4 |
オープン日 | 2024年7月14日 |
関連リンク | 成吉思汗だるま(HP) |
関連リンク | 成吉思汗だるま(Instagram) |