ベイシックスが渋谷に「成吉思男（ジンギスマン）」＆「oh kama bar（お釜バー）」の2店舗を同時オープン！

安易な流行りや安物に流されない。価値に重きを置く“ガンさん流店づくり”は健在

目標月商は2店舗合わせて1500万円。「1階で食事した後の二次会として2階といった使い方ではなく、どちらも“一軒目”として通用する店にしました。路面で視認性の良い『成吉思男」からお客様が集まるのかと思いきや、意外に『oh kama bar』も人気で、特に女性ウケがいい。目下の悩みは、『oh kama bar』という店名から本当の“オカマバー”だと思われて求人が集まらないことです(笑)」と岩澤氏。

「『成吉思男』は展開を見越して作った業態ではありますが、正直なところ、まだまだそこまで手が回っていない。メニューや接客のブラッシュアップなど、飲食店としてのベースの底上げが急務。そもそもウチは、本当に価値のあるものを適正価格で提供したいという思いでずっとやってきた。安易な流行りやカタチだけのもの、安物には走らない。コロナで一層価値が重視されるようになったと思う。展開に走るのではなく、まずは一つ一つ強い店を作るまでです」とも話す。こうした“ガンさん流店づくり”で、数々の繫盛店を生み出してきたベイシックス。今も昔も変わらぬ思いで、また新たな伝説を作っていくはずだ。

スタッフの皆さん。業態開発や店の立ち上げは主に取締役の柳沢和哉氏（後列左端）が担う。沖縄の「成吉思男」で店長だった喜屋武真茂氏（後列中央）も、今は渋谷店に。羊肉の知識や技術をメキメキつけて大活躍中だという

（取材＝大関　まなみ）

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