花小金井に「屋台笑猿場」がオープン！猿屋一家から社内独立の「笑猿場」に続く2店舗目はおでん屋台酒場。深夜ニーズを取り込みながら地元に根付く店づくりを実践

深夜需要を取り込み好調な滑り出し。街に新しい風を吹き込む！

12月はオープン景気も手伝い、坪月商でいうと40万円超となった。翌3時まで営業し、深夜ニーズを取り込めたことも強かったという。「コロナ禍以降、周辺で遅くまで営業する店が減っていたので、そこにニーズがあると目を付けた。最初からしっかり『3時まで』と打ち出すことでニーズを取り込むことができました。徐々に様子を見ながら営業時間を延ばす方法もありますが、それだと認知が広がらないですから」と長岡氏。23時以降、近所のスナックやバーが閉店した後にまだ飲み足りないお客やそこで働く人などの来店が多くあるという。同時に、早い時間帯も既存店のお客や新規客などをコンスタントに集客。「この辺の人は新しいもの好きで、新店ということで興味を持って多くの人が来店してくれています。長く住んでいる人も多いので、変化の少ない街に飽きているのかもしれません。これからも、僕らが地元に新しい風を吹き込んでいけたら」と意気込む。

写真右からオーナーの長岡渉太氏と、同店の開業を機に社員になった店長の五日市実来氏。長岡氏の修業先である猿屋一家は数多くの独立者を輩出しているが、長岡氏が社内独立の第1号だったという

（取材＝大関　まなみ）

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