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西新宿エリアで展開を広げる「ろばた翔」のグループが、新宿三丁目に「焼鳥さく田」を開業。単価8000円、「高級店と大衆店の合間」の価格帯を狙い、ハイブランドの確立を目指す!

9月12日、新宿三丁目で「焼鳥さく田」が開業した。運営する國屋(東京都新宿区)代表の國利翔氏は、新宿エリアで居酒屋ドミナントを展開している絶好調(東京都新宿区、代表取締役:吉田将紀氏)の独立支援を用いて独立。現在、西新宿で居酒屋の「ろばた翔」と「ろばた結」、加えてFCで唐揚げ専門店「元祖からあげ本舗大吉 東中野店」を運営。既存の居酒屋業態は単価5000円のところ、今回はワンランク上の8000円を目指したブランドとするべく、完全予約制で品書きはコースのみ。会食やデート、ハレの日の場面などでの利用を意識した高級感ある店づくりでありながら、お客が気軽に利用できるよう、一般的な高級焼鳥店よりもリーズナブルな単価に設定。「高級店と大衆店の中間」という焼鳥業態では比較的ニッチな層の獲得を狙う。また、今回は店長を務める作田聖和氏を独立支援する狙いも。従来よりも高単価なブランド、初の独立支援と、國利氏にとって新たなチャレンジが重なる店舗となる。


アルバイトに明け暮れた大学生活を経て、絶好調に入社。同社の支援を受け、「ろばた翔」で独立

新宿駅東口から新宿三丁目へ向かう大通りから細い横道へ入る。たくさんの飲食店舗が入っている古びた雑居ビルの階段を上っていくと、和の引き戸が。中に入れば、グレーの壁に木造りのカウンターなど、シンプルで洗練され、どこか温かみのある空間が広がっている。代表の國利翔氏は「もともと國屋の屋号は実家のもの。代々材木店を営んでいたので、その雰囲気を取り入れたいと思って」と、語る

國利氏が初めて飲食業に関わったのは18歳の頃。レインズインターナショナルが運営する居酒屋「土間土間」でアルバイトからスタート。自らの知見を広げるため、数多くの店舗を経験。昼は大学に通いながら、夜はアルバイト。掛け持ち、新規店舗立ち上げといった体験もしながら、在学中は10軒ほど転々としていた。「飲食業は楽しかったのですが、社員になろうとまでは思わなかった。ですので、就職活動もまったく別の職種で進めていました」。しかし、思うように就職活動が進まない。そんなタイミングで出会ったのが、絶好調の代表・吉田将紀氏だった。「吉田さんから、『君は成長したいのか?』と、問われました。僕が頷くと『長(おさ)に成ることが“成長”だ。成長をしたいなら、若い今の時期から打ち込むべき。その決断ができるなら、一緒にやらないか?』と、熱を込めて話をしてくれて」。吉田氏の熱いラブコールに感銘を受けた國利氏は、絶好調に入社。7年後の2012年には、同社が國利氏の独立支援を目的に西新宿で開業した「ろばた翔」を任され、さらに3年後の2015年に同店の経営権を譲り受け、独立を果たす。2019年には同じエリアで姉妹店の「ろばた結」を開業した。

地下鉄の出口からのアクセス抜群な、伊勢丹裏の雑居ビルの2階に立地。木造りの引き戸と表札というシンプルなファサードで隠れ家的風情を演出する

店舗データ

店名 焼鳥さく田
住所 東京都新宿区新宿3-17-21川元ビル2F

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アクセス 東京メトロ副都心線新宿三丁目駅B5出口から徒歩1分
電話 050-5447-0795
営業時間 17:00~24:00(L.O.23:30) ※予約制、22:00以降はBARタイムでアラカルトのみの注文が可能
定休日 日曜
坪数客数 約15坪 18席 
客単価 8000円
運営会社 株式会社國屋
オープン日 2022年9月12日
関連リンク 焼鳥さく田(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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