上目黒5丁目にアブサン専門バー「The Condition Green」がオープン。芸術家たちを魅了した“禁断の酒”100種を揃え、オリジナルアブサン作りにも意欲を見せる

多彩なアブサンや、ここでしか味わえないカクテルに魅了される

現在「The Condition Green」では、スイスやフランスを中心に、世界中から集めた約100種類のアブサンが揃う。通はストレートで楽しむというが、アルコール度数が平均65度と高いため、さまざまなカクテルを提案している。

一例としては、アブサンや洋ナシウォッカ、オリノコビターズにレモンやバタフライピーハニーシロップを加え、見た目も味わいもさわやかに仕上げた「毒林檎ソーダ」（1430円）や、ゴボウとカカオニブを漬け込んだアブサンにコーヒーリキュール、週に3日、昼の時間帯にこの物件でカフェを営む「ルミ珈琲」のコーヒーやミルクを合わせた「ルミ珈琲マティーニ」（1450円）、アブサンとバーボン、アンゴスチュラビターズに自家製タマリンドシロップやアーモンドシロップなどを加えた「タマリンドサワー」（1480円）など。アブサンを初めて飲む人は、想像以上に飲みやすいことや、こんなにもいろいろな飲み方ができるのかと驚くだろう。「アブサンはもともと薬として飲まれていたお酒。さまざまな歴史背景から禁止されていた時代もありますが、ハーブのエキスが凝縮されているので、体にもいいのではと私は感じています」という前所氏は、アブサンでは二日酔いしないのだとか。

写真左からアブサンを使ったカクテル「ルミ珈琲マティーニ」、「毒林檎ソーダ」、「タマリンドサワー」

アブサン専用の“給水器”「アブサンファウンテン」はアンティーク。蛇口をひねると1滴ずつアブサンが注がれる

店舗データ