池袋・栄通りに立ち飲み酒場「岩瀬蒸店」オープン。福岡の人気酒場「岩瀬串店」 の名前を継承し、母が営んでいた店をリニューアル！鶏焼売と店主の人柄で、早くもリピーターが続出

次なるステップは「焼売弁当専門店」

4坪に満たない店内は、平日も常連客を中心に賑わい、週末ともなれば2、3回転。若い世代から年配客まで、あらゆる客層が集うという。金親子の明るく、フレンドリーな人柄も人気を集めている理由だろう。「親子でやっていることもあって、とにかくアットホーム、“愛情一本勝負”です（笑）。立ち飲み屋は常連さんが集まりがちですが、初めてのお客さんも気軽に入りやすい雰囲気を維持したいですね。ここで食べて、飲んで、『明日、また頑張ろう！』って思ってもらえたら」と金氏。

店舗展開も視野に入れているが、いま、最も挑戦したいのは二毛作営業。昼は「焼売弁当専門店」をやりたいのだとか。「昼間の空き時間を有効活用したいというのが第一なんですが、近隣のオフィスで働いている方に召し上がっていただいたり、コロナで外食を避けている方にテイクアウトしてもらえたらいいなと思っていて。いずれは昼を母に任せて、夜はスタッフを入れたいんです。僕自身、やってみたいことはまだまだたくさんあるので、店舗展開に向けても動きたいと考えているところです」。

同世代を中心に、飲食業の楽しさも伝えたいと話す金氏。まずはその足がかりとなる「焼売弁当専門店」の開業を心待ちにしたい。

“てっちゃん”の愛称で親しまれる店主の金大徹氏。親子のかけ合いも楽しく、いつも店内は笑い声に満ちている

（取材＝河西みのり）

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