学芸大学に「立呑み 鉄砲玉」がオープン。「立呑み晩杯屋 学芸大学駅前店」、「おぐろのまぐろ」を繁盛店に導いた大将が目指すのは、老若男女が若者も年配者も気軽に立ち寄れる昔ながらの立吞み屋

さりげなく互いを思いやりながら酒を愉しむ、昔ながらの立吞み屋として定着したい

料理もアルコールも8割が500円以下。立吞み屋といえば、地元住民や常連客の“たまり場”にもなりがちだが、「意識しているのは、一見さんも常連さんも、同じように楽しめる店であること。立吞み屋らしく、凛とした雰囲気を守りたい」と正木氏。SNS全盛期の現代において、あえて自分からは一切発信をしないのもこだわりだ。

今後の展開については、立吞み屋のほかにも焼鳥店や寿司居酒屋など、これまで培った経験を元に新業態に挑戦したいという思いがあり、常に新しい物件を探している一方で、早急な店舗展開を意識しているわけではないと語る。

「色々な店での経験を経て、多店舗展開を急ぐことで各店舗のクオリティを維持するのが難しくなると感じました。まずはこの店を育てることから。いずれ一緒に働いてくれる仲間ができたり、タイミングが来た段階で出店できればと思っています」。

白衣姿が凛とした印象を与える店主の正木勇貴氏。後ろに貼られているのは、立吞み屋で飲む際に覚えておきたい「心得」

（取材＝河西みのり）

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