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三軒茶屋に「キクヤ」がオープン。クラフトビールとお好み焼き、多彩なスパイス料理で、新たなカレーの街・三茶で早くも注目店に仲間入り。素人から勢いで開業したのちチェーン店やレストランの修業を経て、飲食人生第二章のスタート!

1月11日、三軒茶屋にクラフトビールとお好み焼き、スパイス料理を楽しませる店「キクヤ」が開業した。店主の三木基弘氏はアパレル店員から転身し、ほぼ未経験で飲食業界に飛び込んだという異色の経歴の持ち主。中野富士見町のお好み焼き店「テッパン」をはじめ、自身が手がけるのはこれが4店舗目。途中、経営者でありながらもチェーン店やレストランに修業へ入り、新たな知見を得て開業したのが今回だ。ブラッシュアップしたお好み焼きに加え、オリジナルのクラフトビール、そして、偶然、あるいは必然的に出合ったスパイス料理をコンテンツに、大小さまざまな飲食店が軒を連ねる三軒茶屋で新たな勝負に挑む。


「やりたいと思ったら飛び込んでみる」が身上。ほとんど“素人”から飲食店オーナーへ

「キクヤ」があるのは、三軒茶屋と下北沢を結ぶ茶沢通り沿い。駅からやや離れてはいるが、多彩な飲食店が軒を連ねる。オーナーの三木氏は20代の頃、事業を起こしたいという思いはありながらも、アパレル業界での独立は考えられず、先が見えないと感じていたという。

「その頃、夜にアルバイトしていた居酒屋がすごく楽しかったんです。他人が作ったものを売るよりも、自分が作った料理を食べて喜ぶ顔が見られたり、感想を言ってもらえる方が楽しい、自分もやってみたいなと何も考えずに中野富士見町の物件を借りてしまいました」。

ちなみに当時の三木氏は一切自炊をしたことがなく、料理もほとんどできなかったのだとか。飲食店の開業を決意し、物件を契約したものの何をやるかのアイディアはなかった。大阪出身であったことと、お姉さんの「お好み焼きくらいやったら、焼けるんやない?」というアドバイスを受け、オープン2週間前に創業店「テッパン」のコンセプトが決定。急ごしらえではあったが、周囲に店が少ないことに加え、生ビール1杯280円という安さ、朝5時まで営業していることもあって、開店当初から店は大繁盛したという。

「でも、17時に店を開けても21時までほとんどお客さんが来ないんです。お好み焼きが不味いから、夕飯を食べに来てくれる人がいないんですよね(苦笑)。いずれスタッフに店を任せたいと思いながらも、自分が店に立ち続けなければならない状況から抜け出せず、模索していました」。

そこで状況を変えるべく、昼間、「サイゼリヤ」や「大戸屋」などの大手飲食チェーンでアルバイトをはじめた三木氏。個人店と比べて1人のスタッフへの依存度が低いチェーン店なら、状況に応じて辞めやすいと考えたという。
「おかげさまでお金が貯まったので、近場でラーメン屋を開こうと『王将』で作業動線を勉強したりもしましたね」。

茶沢通り沿いのビル1階に位置する店舗にはテラス席も用意。週末はランチタイムも営業する

店舗データ

店名 キクヤ
住所 東京都世田谷区太子堂5-1-12-1F

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アクセス 田園都市線、世田谷線三軒茶屋駅から徒歩7分
世田谷線西太子堂駅から徒歩6分
電話 03-6453-4381
営業時間 火~金18:00~23:00、土日12:00~15:00、18:00~23:00
定休日 月曜
坪数客数 約21坪36席
客単価 5000~6000円
オープン日 2022年1月11日
関連リンク キクヤ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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