初台で17年続いた「居酒屋だいぶつ」が代々木に移転オープン。牛すじ煮込みをメインに据えた遊び心あふれるメニューで新規顧客のハートを掴む

慣れ親しんだ初台から、トラウマの地・代々木へ

移転は突然決まった話だった。物件のオーナーが変わったことで契約が終了することになり、コロナ禍のなか、急遽新たな物件を探すことになった小沼氏。

あちこち探すも、これという物件は見つからない。そんななかで、唯一トントン拍子に話が進んだのがトラウマの地である代々木の物件だった。「前の物件を引き払う期限も決まっていたし、また“やけくそ”ですね」と小沼氏は笑うが、代々木は初台と比べて交通の便が良く、さまざまな世代の人が働く街でもある。何より、明治通りに灯る赤ちょうちんは人目を惹きつけるはずだ。

内装は女性も入りやすい店をコンセプトに、清潔感と快適さを重視した。2タイプのカウンター席にテーブル席、半個室など店内をゾーニングすることで、“サクッと飲みたい人”から“じっくり腰を据えて飲みたい人”まで対応できるように設計している。近々ロフト席も作る予定だといい、まだまだ進化しそうだ。

カウンターには2タイプの椅子を用意し、ゆっくり過ごしたい人にも、ちょっと1杯だけという人にも対応できるように

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