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初台で17年続いた「居酒屋だいぶつ」が代々木に移転オープン。牛すじ煮込みをメインに据えた遊び心あふれるメニューで新規顧客のハートを掴む

4月21日、代々木に「居酒屋だいぶつ」(運営:ノーダッチ、東京都渋谷区、代表取締役:小沼直行氏)が移転オープン。初台で約17年間愛された創業店は、物件の契約終了を機に営業を終了。前店舗同様にトレードマークの赤ちょうちんをぶら下げ、代々木の街で働く人々の“憩いの場”を目指す。


初台の“赤ちょうちん”として親しまれた創業店

代々木駅東口から徒歩で約5分、明治通り沿いのビル1階という恵まれた立地に構える「居酒屋だいぶつ」。代々木といえば予備校や専門学校の街という印象があるが、中小規模の企業も多く、そんなこの街で働く人がこの店のターゲットだ。一方で、「本当は、代々木には来たくなかったんです」とオーナーの小沼氏は苦笑する。「実は10年くらい前に、一瞬だけ代々木に2号店を出したことがあったんですが、うまくいかなくて。ちょっとトラウマですよね」。

そんな小沼氏は、渋谷の「ウダガワ 成ル」や「巖」などを運営するエイジアキッチン(東京都渋谷区、代表取締役:吉﨑英司氏)の出身。学生時代の飲食店でのアルバイト経験をきっかけに飲食の道を志した小沼氏は、当初から独立開業を目的に上京する。「若い社長が運営する企業」「繁盛店を作り出している」などの条件を定め、働き口を探していたときに出会ったのがエイジアキッチンだった。「その頃まだ1店舗しかなかったのですが、すでに店舗展開を考えていて、勢いがありました」。

独立開業の地として初台を選んだ理由を尋ねると「やけくそだったんです」。「当初からビジネスマンをターゲットにした“赤ちょうちん”をやりたいと思っていて、大企業の本社が多い五反田エリアを中心に探していたんですが、なかなか物件が見つからなくて。広域で探し始めたときに辿り着いたのが初台でした。調べたら意外と大きい企業の本社があったり、周りに緑があって、ちょっと路地にある物件という条件にも合っていた。それで、じゃあやってみるか、と決めたんです」。狙い通り、平日はビジネスマンの来店が多かっただけでなく、週末はオペラシティで観劇や演奏会などを楽しむ人も足を運ぶようになり、結果として約17年間愛される店に成長する。

明治通りに灯る赤ちょうちんが目印。ロゴやキャラクターデザインは、アーティストのsneaker wolf氏が手がけている

店舗データ

店名 居酒屋だいぶつ
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-16-11 L'TIA OFFICE YOYOGI 1F

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アクセス 代々木駅 東口から徒歩5分(スキップで3分)
北参道駅から徒歩7分
電話 03-6457-8158
営業時間 17:30~翌1:00(LO23:00)
定休日 日曜・祝日
坪数客数 約20坪45席
客単価 3800円~
運営会社 株式会社ノーダッチ
オープン日 2022年4月21日
関連リンク 居酒屋だいぶつ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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