門前仲町に「マグロスタンダード」が開業。錦糸町「まぐろと炉端　成る」に続く2店舗目が挑むのはサステナブルな“マグロ焼肉”

目標は、来店客はもちろん、スタッフや仕入れ業者、生産者など　関わるすべての人が幸せになれる店

「まぐろと炉端　成る」を開業した当初から店舗展開を視野に入れていたという宮崎氏。2023年には錦糸町エリアに新たに2店舗出店する予定だ。

「ここは物件から先に業態を考えましたが、今度は利益率から逆算して店をつくってみようと考えているんです。いま考えているのは、マグロ焼肉と寿司が両方楽しめる店。ドリンクをすべて缶や瓶のものにすれば人件費や原価が抑えられるのではないかと思っています」

もしもこの業態が軌道に乗ったら店舗展開し、将来的にはセントラルキッチンを持ちたいと話す。

「現在は社員の採用については35歳までと年齢制限を設けているのですが、セントラルキッチンでは経験を重ねた熟練の料理人に活躍してもらいたいと思っています。店舗での仕込みが減る分、店舗スタッフの労働環境は変わり、スタッフのオペレーションもスムーズになるでしょう。とにかく忙しいばかりで儲からないという飲食業界の現状を変えたいんです」

「食べることが誰かのしあわせにつながる」社会にしたいと話す宮崎氏の理念は、今後の飲食店のあり方や消費者の価値観を変える大きなカギとなるかもしれない。

写真左からオーナーの宮﨑元成氏、スタッフのモハントゥシャール氏、玉井泰成氏

（取材＝河西みのり）

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