五反田の名小料理屋「きになる嫁デラックス」の新店舗、「きになる母館ニューヨーク」が開業。「飲めるコワーキングスペース」、「セルフ酒場」、「深夜食堂」の3スタイル営業

狙った客層を獲得するため「1時間1000円飲み放題」の破格の設定はあえて打ち出さず

同店は、11時から18時までは一部としてコワーキングスペース、18時から23時の二部はセルフ酒場、23時から翌4時の三部は深夜食堂と、時間帯によって３つのスタイルで運営する。

現在はオープンしたばかりのため18時からの二部・三部のみ営業を行っている。二部のテーマは「セルフ酒場」。ドリンクは極力お客自身で作る仕組みにして、オペレーションの負荷を減らす。チューハイやレモンサワーなどは割元や炭酸水、氷、グラスを渡し、お客自身が注ぐ。それ以外にも、焼酎に精通した「きになるき」の正田氏が選ぶ鹿児島の芋焼酎や、「気になる嫁デラックス」と同じビルで営業する日本酒専門店「月。」のセレクトする日本酒、ワインやシャンパンも用意。料金は1時間飲み放題で1000円をベースに、酒の種類によってプラス200～500円、一部「プレミア酒」は別途料金。「1時間1000円」だけを見ると破格の設定だが、これを売り文句にはしたくないという。「もちろんベースだけの1時間1000円で楽しむことも歓迎ですが、せっかくなら、ベースが気軽に立ち寄れる価格設定だからこそ色々なお酒に触れてもらえる機会になれれば嬉しい。私がこれまで出会った酒蔵の魅力を広めたく、芋焼酎ひとつでも様々な味わいをこだわって揃えています。美味しいお酒を嗜む、大人の酒場にしたいですね」と平野氏は話す。

カウンター席を中心に、ベンチ席も配置。昼はコワーキングスペースとして営業予定で、5月頃、クラウドファンディングにてコワーキングスペースの会員権などをリターンとして販売予定だ

店舗データ