清澄白河に「Risosteria Trentatre（リゾステリア トレンタトレ）」が開業。渋谷「タロス」はじめ多数のイタリアンで修業し独立、リゾットを主役にしたオステリア

駅から遠くても2駅からお客を呼び込めると発想を転換、閑静な住宅エリアに出店

同物件を見つけたのは2021年5月頃。「商業エリアではなく、感度の高い人の多い落ち着いた住宅街である池尻大橋や清澄白河、月島、勝どきで物件を探しました」と濱本氏。最初に物件を見た時は、駅からやや距離があること、１・２階あわせて25坪と想定以上の広さだったことから「ないな」と思ったものの、次第に考えは変化したという。「駅からは遠いですが、清澄白河駅に加えて門前仲町駅からも徒歩８分。同時に２つのエリアからお客様を呼び込めるのは考えようによっては強みになる。それに、地域密着でやるつもりだったので駅前にこだわる必要もないかなと。さらに、近所を観察すると向いにあるベーカリーはいつも人気だし、少し先のハンバーガー店は土日になると行列ができる。意外とポテンシャルのある場所だと気づきました。広さについては、最初はキツいかもしれませんが、後々、軌道に乗った時にお客様を取りこぼす心配もない、とポジティブにとらえるようにしました」。

1階のオープンな石材を使ったカウンター席は調理のライブ感が味わえる。店内奥にはテーブル席やテラス席も。２階にはロングテーブルを並べる。壁はあえて木材の躯体をむき出しにするなど、ナチュラルで落ち着いた空間に

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