吉祥寺ハモニカ横丁「ニワトリ」２階で「雲ガクレ」が土日限定で営業中。酒類メーカーの営業マンが間借りでオープン、看板のない「ショップinショップ」のスタイルが話題沸騰

取引先であるハモニカ横丁の重鎮、VIC手塚氏の協力を得て間借りでオープン

その後、2018年、現在の酒類メーカーへ転職し、引き続き飲食店に対する営業の仕事に従事。そこで取引先として懇意にしていたVICの代表、手塚一郎氏から同社が運営する「ニワトリ」２階で店をやってみないか？と誘いを受けたという。VICはハモニカ横丁で多くの店舗を運営する、横丁の重鎮的存在だ。「ニワトリ」の２階は、焼鳥の焼台を囲む7席のコの字カウンターを配した3.5坪ほどの空間。以前は客席として使用していたが、数年前から間借りで様々な人にテナント貸ししていたという。「手塚さんには、たびたび『こんな店をやりたい』ということを、酒を酌み交わしながら語っていました。ある時、手塚さんが『じゃあ、うちの店を使ってみるか？』と提案してくれて。これはチャンスだと思い、『やります！』とその場で即決しました」と大河内氏。

すぐさま、富田竜太氏と内藤 治氏、旧知の中である２人の仲間に声をかけ、出店準備を開始。視認性の悪い場所を逆手にとって、あえて看板を出さず、秘密めいたブランディングで話題性を狙った。

せいろを囲むコの字カウンターが7席。ベランダのテラス席も5席あり、雨天以外は使用できる

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