原宿の摩天楼でステーキを食べる。ユニマットグループの新業態「SIXMARS Steak&Bar（シックスマーズ ステーキ＆バル）」が、キュープラザ原宿に3月27日オープン

今春、商業施設の出店が相次ぎ、変わりゆく街並みに注目が集まっている原宿・神宮前エリア。渋谷と表参道をつなぐ明治通り沿いに、3月27日オープンした東急不動産の都市型商業施設「キュープラザ原宿」の最上階に、ユニマットグループの新業態「SIXMARS Steak&Bar（シックスマーズ ステーキ＆バル）」がオープンした。経営は、ユニマットプレシャス （港区南青山、代表取締役：髙橋洋二氏）。10階と11階の2フロアで構成される黒を基調とした店内は、明るく開放感のある吹き抜けが印象的で、都心の喧噪を忘れさせてくれる上質な空間に仕上げられている。

コンセプトは、ニューヨーク・マンハッタンのウエストサイドにあるハイセンスなスポット「ミートパッキング地区」をイメージしたモダンとクラシックが共存するレストラン＆バル。ダイナミックな吹抜けを設けることで1階と2階の一体感をもたらせたガラス張りの空間には、非日常の演出を得意とする同社らしさが感じられる。臨場感の溢れるダイニングエリアをはじめ、落ち着いてお酒を楽しめるバーカウンター、プライベート利用可能な個室が設けられているほかに、地上40ｍ以上の高さから東京の夜景を一望できるオープンエアのテラス席も用意されている。

注目のステーキは、他店で取り扱われていない珍しいニュージーランド産プレミアムビーフ「RESERVE」をメインに、栃木県産「下野牛（しもつけぎゅう）」や28日熟成 US産「ポーターハウスステーキ」と「骨付きNYストリップ」などが用意される。注文方法は、まず、ブロック肉の並べられたショーケースへと案内され、肉質を熟知したスタッフの肉ソムリエから部位の説明を受ける。そして、選んだ肉をお客の目の前で好みの量にカットしてくれるという。ただメニューから食べたい肉を選ぶのではなく、その肉の持っているストーリーを感じ、自分の目で肉質を見て選ぶという、エンターテイメント性が高いシステムなのだ。

同店の食事は、紫、緑、オレンジ色の色鮮やかな「本日のコールドプレスジュース」が提供されることからスタートする。ステーキをより美味しく楽しんでもらうためにと用意されているが、最初に野菜を胃に入れることを自然な流れで促してくれる。消化に優しく、カラダの負担を減らしてくれるうれしいサービスだ。じっくり丁寧に焼き上げられるステーキを待つ間には、シャルキュトリーや手軽なバルメニュー、シーフード、パスタ、グリル料理などが楽しめるように種類豊富に用意されている。ドリンクは、リーズナブルな価格帯からラインナップされる世界各国のワインを中心に、クラフトビールやバリエーション豊かなカクテルなど、充実している。「ニュージーランド産『RESERVE』には、同じニュージーランドのピノノワールを、脂身のある霜降りにはカルヴェネ・ソーヴィニヨンを、赤身にはマルヴェックがおすすめです」と肉ソムリエの藤田宗平氏がお肉に合わせるワインもおすすめしてくれる。

「ステーキ人気が高まるなかで、高価格帯のステーキレストランや男性客をターゲットとしたボリューム重視のカジュアル業態が多いのが現状です。同店は、ステーキを食べることに憧れを抱いている若い世代にも、美味しいステーキを日常的に楽しんでもらえたらと考え、メニューに幅を持たせています。提供するお肉には、今後もカジュアルな価格で提供できる美味しいお肉を探し、入れ替えて行く予定です。女性の方にはぜひ気軽に足を運んで肉料理を堪能してもらいたいです」と執行役員・レストラン事業本部部長の酒井宏氏。ロケーションやカジュアルさだけでなく、見た目にも内容にもこだわった美食と健康を両立させたメニューが女性客の心をつかむことは間違いないだろう。エスカレーターはなく、エレベータ—を降りたらすぐに店舗という構成のキュープラザ原宿。回遊できない商業施設での集客をどのように進めて行くのかにも注目だ。

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