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酒販店「いまでや」の直営1号店、「蔵葡 Kurabuu(くらぶ)」が、築地に4月12日オープン!壁一面に並ぶ「日本ワイン」がお出迎え!

壁一面のラックには、200種以上の「日本ワイン」が並ぶ
多彩な酒器が揃い、味わいを変えて楽しむことができる
左「本日のおばんざい3種盛り」、左奥「金の煮込み」、中央「エビのぷりぷり揚げスパイシー」
左から、ミエ氏、店長の大塚氏、総料理長の岩川氏、やっしー氏

(取材=下前 ユミ)


4月12日、築地警察署裏手にオープンした「蔵葡 Kurabuu」は、酒販店「いまでや(千葉県千葉市、代表取締役:小倉秀一氏)」の子会社イマデヤワインズが運営する。造り手の情熱・こだわり・温もりや優しさ……さまざまな人たちの思いを集めた酒を紹介している、“いまでや”が「日本酒=酒蔵」と「日本ワイン=葡萄」で“日本を体現”させる。店名の「Kurabuu」の「u」を重ねて表記しているのは、「半歩先へ。お客様が望むものを、もうひとつ先に引き出す」という意味を込めている。 コンセプトは、「日本を体現できる」。店内に一歩足を踏み入れると、200種以上の「日本ワイン」が並ぶ、壁一面の日本を象徴する木組みのラックが目に飛び込んでくる。その先には、オープンキッチンと木製のハイスツールで、ナチュラルなあたたかみのある空間が広がる。百貨店のワイン売り場で接客経験のある店長、大塚裕敬氏の「お客様と同じ目線で接客をし、会話を楽しんで欲しい」というこだわりからハイスツールをセレクトした。同氏は、いまでや入社後、飲食店をサポートする営業企画に所属し、さまざまなイベントや企画を運営する傍ら、日本全国のワイナリーを訪問。日本ワイン検定1級、ソムリエ協会公認ワインアドバイザー歴10年という、国内外ワインのプロフェッショナルだ。オープンキッチンの中で腕を振るうのは、総料理長の岩川直己氏。15年間、和食の世界にいた同氏の丁寧な包丁さばきを眺められるカウンター席は、まさに特等席だ。日本ならではの丁寧に取った出汁を使い、日本ワインと日本酒に合う「ホッとするおいしい料理」の品々。酢と味噌の合わせ調味料で和えた「ぬた」をワインビネガーで調味するなど、岩川総料理長が生み出す洋のエッセンスを加えた創意工夫あふれる料理が客を楽しませる。 同店の特徴は、「酒器」を変えて酒を楽しむことができること。たとえば、「甲州ワイン専用のワイン碗」は、ワイングラスで飲むのと、またひとつ違う味わいが楽しめる。毎度その味わいを変えて楽しむことができる「酒」を、飲み方、温度、合わせる珍味・料理で提案できるのは、熟知した者だからこそだ。日本ワインは、グラス(550円~)、日替わりで10種ほど楽しめる。ボトルは、北から南まで日本全国のワイナリーから選ぶことができる。宮城県 都城ワイナリーの“shinmoe”(しんもえ)(ボトル 4200円)は、ほのかな甘みを感じながらも奥行きがあり、和の食材との相性抜群。山梨県 フジッコ・ワイナリーの“フジクレールルージュ”(ボトル 2800円)は、渋みと酸味、香りを優しく引き出し、家庭的な和食と合わせるワインとしてコストパフォーマンス良く、おすすめ。日本酒は、常時40種ほど揃え、90ml(400円~)、180ml(800円~)で提供する。半分ずつ酒器を変えて味わうことも、お燗にして温度の違いを楽しむことも可能。その他、「サッポロビール白穂乃香」(680円)、「八海山 泉ビール アルト」(780円)。日本各地の選りすぐりの「本格焼酎」(500円~)や「果実酒」(各550円)、「食後酒」(650円~)などを揃える。 その日の美味しい総菜を日替わりで出す「本日のおばんざい」(各380円)は、人数や腹の空き具合で、少しずついろいろと楽しめるように「3種盛り」(680円)、「5種盛り」(880円)で用意される。今の季節は、竹の子のふきみそ添えやホタルイカの酢みそ和え、焼き黒バイ貝・磯ツブ貝などが味わえる。名物煮込み料理は、酒の種類にあわせて提案する。赤ワインには、和牛首肉を国産赤ワインで贅沢に煮込み、甲州味噌で味付けしたビーフシチュースタイル「赤煮込み」(780円)、白ワインには、豚モツを白ワインと千葉県産ドライトマトで煮込み、ワインの酸味でさわやかな新感覚のモツ煮込みの「白煮込み」(680円)、日本酒には、丁寧に取ったかつお出汁で牛すじをじっくり煮込んださらっと金色に光るスープが食欲をそそる「金の煮込み」(780円)。「エビのぷりぷり揚げスパイシー」(580円)は、ぷりぷりの大きなエビ3尾にスパイシーなパン粉をまぶして揚げたビールがすすむ一品。葉物野菜たっぷりサラダに、アボカドのアイスをトッピングし、ビタミンがたくさん取れる「アボカドのアイスが乗ったたっぷり野菜ボウル」(1-2人盛り 480円・3-4人盛り 880円)は、見た目から楽しませてくれると好評。 実は、日本ワインが並ぶ木組みのラックは「イオンカーテン」のワインセラーになっている。空間に「壁をつくりたくない」というこだわりの賜物だ。“ワイングラス”と“酒器”を重ねたロゴデザインや壁にかかれた楽しいワインの画は、デザイナーの平野 傑(つよし)氏の作品。随所に見え隠れする「さまざまな人たちの思いが詰まった」同店が、日本の酒と食を通してその想いを伝えていく。「ワインが根付くこの地域を出発点とし、日本に特化することで目的を持って来店できる、日々使える店にしたい」という大塚氏は、“いまでや”だからできる2店舗目、3店舗目の展開を見据えている。岩川氏は、「スタッフ皆が心から楽しく働けて、楽しさをお客様に伝え、お客様を心から楽しませ、一緒に成長して行きたい」とチャレンジ精神を持ち、料理を通じて客の心に楽しさを届ける。スタッフ一丸となって、雰囲気づくりを大切にする同店を訪れた客は、ついつい長居をしてしまうかもしれない。「同じ目線で話せる、壁のない空間」は、ここを訪れた人々が自然とひとつになれるそんなコミュニティのような場になっていくことだろう。

店舗データ

店名 蔵葡 Kurabuu
住所 東京都中央区築地1-5-11 築地KBビル1F

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アクセス 有楽町線新富町駅より徒歩2分
日比谷線築地駅より徒歩3分
日比谷線東銀座駅より徒歩5分
電話 03-6264-1759
営業時間 月〜金 16:00~23:30
土   15:00~23:30
定休日 日・祝
坪数客数 23坪・43席
客単価 4500円
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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