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ブランド15号店は恵比寿に。「大衆酒場 酔っ手羽」飲食激戦区で24時間の居酒屋営業に挑む

店内へ向かうアプローチ。右手には看板があり、インパクトある大きな文字で書かれた店名が目を引く
店内奥のテーブル席。壁面には縁起の良さそうなイラストが全面に描かれている。活気ある酒場の雰囲気作りに一役買っているようだ
同店自慢、大山ひな鳥を使った「骨付きもも肉の素揚げ」(590円)。レモンサワー片手にかぶりつきたくなるような、こんがりときつね色に揚がった皮目が食欲をそそる
大衆酒場の定番、もつ煮込みは自家製で。昔ながらのこのメニューは、やはり通年人気が高いようだ
プロジェクトM 居酒屋革命酔っ手羽の部長である橋本 慎吾氏。今回のオープンにあたってインタビューを行った人物。

(取材=小野 茜)


恵比寿駅からすぐ。アトレ2の裏通りにオープンしたプロジェクトM(東京都中央区、代表取締役:村山 有志氏)が展開する「大衆酒場 酔っ手羽」。これまで本店の小岩にはじまり行徳、高円寺、大井町、秋葉原、北千住、神保町、船橋など様々なエリアで出店をしてきたが、酔っ手羽ブランドの15店舗目は飲食激戦区、駅近での出店を選んだ。恵比寿はレストランやダイニング系の業態が比較的多く、同店のような低価格帯は総体的に見ると割合が少ないが「大衆酒場 酔っ手羽」がある界隈は恵比寿の中でも同様の居酒屋業態が集中している特異な場所だ。しかも集客が十分に取れている様子を見て一定のマーケットがあると判断し、出店を決めたという。

今回の店は既存の酔っ手羽ブランドの店舗よりも、さらに気軽な利用を促すため、料理のポーションを小さくし、各々の価格帯を少し低く設定している。既存店が客単価2700〜2800円に対し、2300〜2500円と数百円安い。よりカジュアルにリピート来店してもらうことを狙っているそうだ。

メニューについて、同店の売りは「大山ひな鳥を使った『骨付きもも肉の素揚げ』(590円)とレモンサワーだ」と、同社部長の橋本氏が教えてくれた。もも肉を皮目がパリッとするように素揚げしたジューシーな鳥肉には、名物の「最強レモンサワー」(550円)がよく合うそうだ。オリジナルの秘伝シロップに、丸々1個分の凍らせたレモンを加える店独自のレモンサワー。暑い季節にはなおのことたまらないだろう。そのほか、「愛知県認定 名物手羽先」(290円/3本・390円/5本)や肉フェスで優勝した「肉汁餃子」(390円)、自信有りと表記する「自家製もつ煮込み」(290円)が名物料理に並ぶ。またレモンサワーは前出のもの以外にも、パクチーを使った「パクチーサワー」(550円)や「塩レモンサワー」(450円)「パンチレモンサワー」(390円)など5種類もバリエーションがある。

これら夜利用向けのメニュー以外に、日中の利用者に向けては定食を扱う。全12種類もあり「アジフライ定食」(690円)、「マグロ切り落とし定食」(790円)、「鶏の唐揚げ定食」(690円)、「鯖の味噌煮定食」(790円)、「厚切りハムカツ定食」(690円)、「季節の刺盛り定食」(1200円)など、大衆よろしく昔ながらの定番メニューが並んでいている。既存店で行っている「毎日イベント」については、オープン時期から少し時間をおいて落ち着いたタイミングで始めたいと、教えてくれた。

現在、FCも含めると酔っ手羽ブランドはこれで16店舗となった。年内で出店が決まっているのは、ここ恵比寿店のみだが、年に2〜3店舗ずつくらいのペースで増店し、展開を進めたいと橋本氏は話す。出店地選びは「直感も大事」と語り、同社では、物件の目利きは経験に基づいた感覚を重要視しているようだった。今ふたたび注目を浴びる大衆系業態。ネオ大衆があちこちで展開を進めているが、エリアを問わず、今後もその需要が高まるのか気になるところである。

店舗データ

店名 大衆酒場 酔っ手羽
住所 東京都渋谷区恵比寿南1-7-8 ニューライフ恵比寿1F

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アクセス 山手線・日比谷線 恵比寿駅から徒歩1分
電話 03-3794-4108
営業時間 24時間営業
定休日 無休
坪数客数 20坪・50席
客単価 2300〜2500円
運営会社 株式会社プロジェクトM
オープン日 2017年8月15日
関連リンク プロジェクトM(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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