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カフェ・カンパニーが手掛ける「どいちゃん」ブランドの新業態「IZAKAYA BAR セニョールどいちゃん」が4月12日、青山一丁目駅直結の新青山ビルに登場

突如としてあらわれる陽気な雰囲気漂うエントランス。異国の地へトリップしたかのような気分に
中央のオープンキッチンを囲うように席を配置。どこに座るかによって少しずつ店の表情が変わって見える
焼き立て熱々のパエリアをプレゼンテーションする光景は、食欲を一層刺激する
互いに手を伸ばせるようなシェアしやすいメニューが豊富。これも食卓を盛り上げる要素の一つ

(取材=小野 茜)


青山一丁目駅に直結する新青山ビルの地下1階に、カフェ・カンパニー(東京都渋谷区、代表取締役社長:楠本修二郎氏)が手掛ける「どいちゃん」ブランドの4店舗目「IZAKAYA BAR セニョールどいちゃん」が4月12日にオープンした。「WIRED CAFE」や「246CAFE<>BOOK」「PUBLIC HOUSE」をはじめカフェを中心に展開を続けるカフェ・カンパニーが、吉祥寺・丸の内の「食堂居酒屋どいちゃん」、大崎の「どいちゃん茶家」に続き、スペインバルの要素を融合させた「どいちゃん」ブランドの新業態として出店した。店名にある“IZAKAYA BAR”とは「笑顔が溢れ、ビールやワイン片手に会話を楽しめる街の寄り合い処」という位置付けだ。スペインの街角に立ち並ぶバルは、笑顔と活気に溢れ、人々が集い、一つの食卓を囲む日常に溶け込んだ“社交場”。そんなスペインバルに見る風景と、古き良き日本の居酒屋に見る情景、更に同社が提案し続けてきたカフェでの光景。これらが交差するその一点を、「セニョールどいちゃん」で表現したという。 店内は中央のオープンキッチンを取り囲むように、テーブル席・カウンター席・スタンディングと、その日の気分や人数、目的に合わせてフレキシブルに利用できるよう配されている。例えば、食事主体ならばソファーのあるテーブル席で寛ぎながら。食事もするけどお酒主体という時にはハイチェアー席でカジュアルに。あるいは仕事帰り、“ちょっと一杯”と立ち寄るならスタンディングやカウンター席で、という具合に使い分けができる。今回、スタンディング用に設置されたテーブルは、同社が独自につくり出したもので、コンパクトながらもスペースを有効活用できるよう2段式のデザインにし、且つワインボトルが収納できるボックスを備えるなど、機能性に優れたオリジナルテーブルとなっている。また、内装にはアーティストが直接描いたという壁面のラテンアート、カウンターにあしらわれたタイル、ポスター、ライティング、そして「セニョールどいちゃん」のブランドロゴのトレードマーク“口ひげ”の巨大ネオンなど、“アート”と“遊び心”が感じられる演出だ。 料理は、総料理長の萩原雅彦シェフが「気の置けない仲間を自宅に招いてふるまう、ホームパーティーの料理」をイメージしたと語るように、ここでの注目はスペイン料理の“顔”でもある「鉄板パエリア」(S 950円、R 1800円)だ。約60センチ四方の大きな鉄板で豪快に焼きあげられたパエリアは、日に1~2回、焼き立てのパエリア鉄板を持って客席をまわり“食欲を刺激する”というスタッフのパフォーマンスもあるという。狙い目は19:00と21:00前後。気になる方はその時間を目指して訪れることをお薦めする。他にも、「牛すじとトリッパの赤ワイン肉じゃが煮込み」(S 680円、R 1180円)や「つぶ貝のカタルーニャ風煮込み」(680円)といった自慢の煮込み料理をはじめ、厚切りポテトのチップスフライに生ハムをあわせた「ポテハモン」(780円)、その日のお薦め「TAPAS 3点盛り」(1200円)、「マグロの絶品なめらかパテ」(500円)などの軽くつまめる前菜から、「骨付きフライドチキン」(950円)、「イベリコ豚と野菜のブロシェット」(2ピース・1000円)といった肉を使った料理まで様々。加えて、トマトと牛肉を入れ、南米のスパイスで味付けをしたラテン焼きそば「タジャリン・サルタード」(880円)という一風変わったラテンなメニューも揃う。今後は「キッチン内にある大きな鉄板を使った料理を考案し、更にメニューを充実させていきたい」と考えているという。 アルコールはビール・ワイン・カクテル・焼酎・日本酒など一通り飲めるが、やはりワインが主体となっている。今回のワインセレクションは、スペインをはじめフランス・イタリア・日本・オーストラリアなど、スパークリングやシャンパンなども含めて“産地”のバリエーションも豊富だが、注目したいのは“量”のバリエーションにもこだわっている点だ。ボトルはミニマムサイズの187mlから最大3Lのマグナムサイズまであり、グラス1杯半からグラス24杯分のボトルまでがリストに並んでいる。おひとり様からパーティー用まで、シーンによってボトルサイズを選べるというのが面白い。 パエリアにしろボトルワインにしろ、食卓を囲う者同士が一つのものをシェアし、美味しさを分かち合い、心を通わせる。これがコミュニティをつくりあげ、飲食店の枠を越えて人と人とを繋ぐ場となっていく。まずその街を知り、住民のニーズに目を向け、耳を傾けながら店づくりをする同社の基本スタンスは、どの店舗でも変わらない。多様な国籍、業界、職種の人々が集まる青山という場所で、「セニョールどいちゃん」が新たな“拠り所”となることを期待したい。同店を含め、今春、直営店・プロデュース店舗合わせて8店舗を新たに出店したカフェ・カンパニー、今後の動きからますます目が離せない。

店舗データ

店名 IZAKAYA BAR セニョールどいちゃん
住所 東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル B1F

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アクセス 地下鉄 青山一丁目駅 直結
電話 03-5775-2381
営業時間 ランチ 11:00~15:00、ディナー 17:00~23:30
定休日 日曜
坪数客数 40坪・80席
運営会社 カフェ・カンパニー株式会社
関連リンク IZAKAYA BAR セニョールどいちゃん
関連リンク カフェ・カンパニー株式会社
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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