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楽コーポレーションが“がぶ飲みワイン”業態に着手。渋谷の「くいものや楽」をリニューアルし、「東京ワインクラブ 楽」をオープン!


「くいものや楽」「汁べゑ」「東京コケコッコ本舗」など様々な業態を展開し、飲食業界に数々の影響を与えている楽コーポレーションが新業態にチャレンジ。昨今、人気上昇中の“がぶ飲みワイン”業態に取り組み、「楽」らしさを随所に取り入れた「東京ワインクラブ 楽」を2月25日にオープンした。 店舗は、18年間営業を続け、東京・渋谷の街にしっかり根づいていた「くいものや楽 渋谷店」をリニューアルする形で開業。内装も一新し、民家の梁を用いてカウンター席を作るなど気どりのない、ワインを気軽に楽しめる雰囲気づくりを施している。これまでワインと言うと、日本ではとかく堅苦しいイメージが付きまとっていたが、同店ではこれまでワインにあまりなじみのなかった若い客層も楽しめる気軽さを全面に押し出し、海外同様、日常的にワインを味わえる店づくりを行なった。 「東京ワインクラブ 楽」の従来にない大きな特徴は、ボトルで気軽に楽しむスタイルを積極的に打ち出していること。例えば、赤ワイン12種、白ワイン9種、スパークリングワイン3種の計24種のワインを2625円均一で販売。普通、ワインを売り物にする店の場合、価格帯別にワインを揃える店が少なくないが、同店では“入門編”とも言うべく2625円という手頃なプライスゾーンでいろいろなワインを味わってもらい、ここでワインの楽しさを覚えてもらった上で、さらにワンランク上のワインを楽しんでもらう売り方を採用している。ワインの品揃えに価格差があると、お客はどうしても純粋に味の好みだけでなく、価格も考慮してワインを選ぶ傾向にある。だが手頃な均一価格で販売すれば、こうした問題点も解消できる。そして、均一価格ワインの先にある“上級編”とも言えるのが、ワインセラーから選ぶ100種ほど揃えたワインの数々だ。これらのワインは市販価格に1000円を足した値づけを行なっており、原価率5割が一般的な飲食店のアルコールの値づけの中、破格とも言えるお値打ち感を打ち出している。お客は最初の1杯目はビールだが、2杯目はボトルワインを注文するというケースが大半で、1日に30本ものボトルワインの注文があり、アルコールの売上比率の実に7割をワインで占める。 メニューは「有機野菜のバーニャカウダ」(630円)、「黒ごまたっぷりコラーゲンポトフ」(735円)、「手切り!黒豚のめんちカツ」(735円)、「肉巻き おにぎり」(1個315円)などが特に人気が高い。刺身もポーションを小さくして480円均一という手頃な価格に設定し、ワインとの相性を提案しながらおすすめする。また、日替わりのタパス3種をワゴンに乗せて店内を売り歩くという、演出性の高い売り方も取り入れて好評を博している。 客層は20代後半から40代が中心で、女性客が6割を占める。現在、1日に60~80人を集客し、客単価は3500~3800円。目標月商は1000万円を掲げる。「東京ワインクラブ 楽」は同社におけるワイン業態のモデル店でもあり、今後さらなる出店なども構想中だ。

店舗データ

店名 東京ワインクラブ 楽
住所 東京都渋谷区道玄坂1-15-3 プリメーラ道玄坂1階

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アクセス 東急渋谷駅から徒歩2分、JR・東京メトロ 渋谷駅から徒歩5分
電話 03-3463-5792
営業時間 17:30~24:00(L.O.23:00)
定休日 無休
坪数客数 26坪・60席
客単価 3500~3800円
運営会社 株式会社楽コーポレーション
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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