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【フードビジネス】

2010.03.09

歴史あるヱビスビールが生誕120年。ビール文化のさらなる成熟を目指す

サッポロビール(渋谷区恵比寿・代表取締役社長 福永勝氏)のフラグシップブランド「ヱビス」が、2月25日に生誕120年を迎えた。

明治23年、サッポロビールの前衛である日本麦酒醸造会社より発売されたヱビスビールは、当時、似通った味のビールが多かったなかで、ドイツから機械整備を導入、現地の醸造技師を招いて作られた“本物”のビールとして、約1世紀もの歴史をかけてブランドを確立。こだわりの強いビール党の人々からも高い支持を得るプレミアムビールに成長した。

そんな「ヱビス」も、今年で120年。これまでの感謝と、より多くの人に同ブランドの魅力を伝えたいという想いから、同社では、さまざまな企画を実施。そのひとつが、日本国内では珍しい単独商品のブランドを冠した施設「ヱビスビール記念館」の設立だ。ヱビスビールの歴史や楽しみ方など、ヱビスのすべてを楽しめる場として、2月25日にオープン。また、昨年末、銀座にオープンしたヱビスが主役の「YEBISU BAR」1号店の好調ぶりを受け、1月20日、霞が関に2号店を出店。さらに、2月24日には、昨年期間限定発売で好評を博した「シルクヱビス」の通年販売をスタートする。ラインアップの充実を図るとともに、飲食店向けには、瓶ビールのネックラベル部分に120年のメッセージを表記したり、ポスターを配布するなど、日頃の感謝の想いを伝えるべく、訪問強化を図る。

ひとつの節目を迎えたサッポロビールが、今後目指すのは、ビール文化のさらなる成熟だ。 「この10年、我々は提供品質を上げることに注力し、サーバーや商品管理などのクオリティーアップに取り組んできました。今後は“ビールの個性を楽しむ文化”を広めていきたいです」と同社外食戦略部マネージャーの別府氏。「例えば、ヱビスブランドでも「ヱビスビール」「琥珀ヱビス」「ヱビススタウトクリーミートップ」など、全4種の樽生ビールを業務用として提供しています。業態に合った商品を導入していただいたり、接客のなかで料理に合わせて相性のいいビールをアドバイスいただくといったシーンが生まれ、あのヱビスが飲みたいからこの店に行こう、と、ブランドのステイタスが飲食店様の差別化にお役に立つとうれしいですね」と話す。

外食デフレの今、飲食店に求められているのは他店との差別化だ。その点においてビールも、価格一辺倒でなく“個性(ブランド力)”や“品揃え”など、多彩な魅力を打ち出していくことで、集客商品、あるいは、店のブランディングのツールとして活用したい。

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120年ポスター ヱビスビール記念館

ヱビスビール記念館(東京・恵比寿)

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ヱビス本(エイ出版社)

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