【スペシャル企画】ビジネスマンや宴会利用も逃さない。アイコス活用による上手な分煙方法　vol.1（MOTHERS ORIENTALマネージャー永田真二氏）

飲食店における禁煙の動きは数年前から急速に広まり、今では完全禁煙の店が大半を占めるようになった。ちょっと一服したい時、お酒の席で吸いたくなる喫煙者にとっては痛手である。そこで喫煙者に人気なのが、フィリップモリス社が開発した加熱式タバコ「IQOS（以下、アイコス）」である。火を使わずにタバコを熱するため、煙がタバコ特有の匂いが発生しない。喫煙者と非喫煙者の共存を実現させた画期的なタバコだ。
今回は、これまで分煙にも取り組み、9月からアイコス使用スペースを設けた立川の人気店MOTHERS ORIENTALのマネージャー永田真二氏に、アイコスを活用した上手な分煙方法について聞いた。

—アイコスを導入された経緯を教えていただけますか。

オープン当初は全面的に喫煙可だったんですが、非喫煙者のお客さんの要望もあり少しずつ分煙にしてきました。ご家族でいらっしゃるお客様も多いので、匂いや副流煙が気になります。一方で、フィリップモリスさんのアイコスを持ってらっしゃるお客さんも多い。そこで“アイコスウエルカムプレイス”としてアイコス使用スペースを設定しました。

MOTHERS ORIENTALマネージャー永田真二氏

—現在の分煙状況は。

今は外のテラス席のみタバコの喫煙ができます。アイコスはテラス席、ロフト席、１階の個室席で使用いただけます。

アイコス使用可能なロフト席

—アイコスを導入した理由は。

一番の理由は、新しい客層を取り込むためです。当店のまわりには企業が150社ほどもあり、ビジネスマンが非常に多いんです。そういった近隣で働く方々の中にもアイコスユーザーはどんどん増えているという印象です。特にこれからは宴会シーズンです。全面禁煙だからという理由で、予約を落とさないようにするという狙いもあります。また、普段からでも個室やロフト席で接待にも利用していただけるようアイコス使用スペースにしました。

—なるほど。宴会で貸切の場合は喫煙可ですか。

貸切の場合は部分的に店内でも喫煙可にすることもあります。そのへんはお客様のご要望にあわせて柔軟に対応していきたいですね。

—店内全面禁煙を理由に宴会の予約を逃したこともあるんですか。

ありますね。「タバコ吸えないんだったらいいや」という方ももちろんいらっしゃいました。当時は、飲食店が禁煙に切り替えていくという流れがピークだった時ですね。

—そう考えるとアイコスが使えた方が圧倒的に有利ですね。ところで、これまではファミリー層や女性客が主なお客さんだったんですか。

そうですね。全面喫煙可にしていた時は、やはり非喫煙者の方から匂いや煙が気になるとのお声はありました。きっちり分煙にしてロフト席だけ喫煙可にしても、どうしてもダクトから匂いが流れてきてしまう。そうすると、「あれ？」と気になる方もなかにはいらっしゃいました。ですが、アイコスにするとそれがまったく気にならないので助かっています。今のところお客様からのクレームはないですね。

—そうなんですね。タバコだと店全体に匂いがついてしまうこともありますよね。

そうですね。今はタバコの喫煙は店外のテラス席にしています。