季節感を大切に、遊び心を加えた料理の数々
店のコンセプトについて稲尾氏は「荻窪は昔ながらのクラシックなビストロが多い。そうした店と被らないよう、渋谷周辺の店にあるようなトレンド感を加えたビストロを目指しています。言うならば少し“チャラい”感じでしょうか」と笑う。
料理は旬の食材を豊富に取り入れ、季節の移り変わりを感じられる品々を用意。前菜を2品ほどとメインを1品、計3品ほどをシェアするのがちょうどいいボリューム感だ。パスタも用意しているが、食事の流れや好みに合わせて“追加で楽しめる一皿”として位置づけている。
例えば、遊び心あるメニューとしては「ロリポップチキン」(1760円)。スパイスをまとわせて揚げた手羽先のチューリップ。レモンゼストや蜂蜜を加えたヨーグルトベースのソースを添え、香ばしさと爽やかな酸味を効かせている。
また「梨とワインのすすむガリ」(880円)は、ガリをリキュールの「アルケルメス」で色付けし、スライスした梨を加えることによりまろやかな口当たりに仕上げたユニークなつまみだ。
「本マグロのタルタル」(1540円)は本マグロの赤身に、たくあんやエシャロットを合わせ、コラトゥーラ(イタリアの魚醤)で味付けし「トロタク」をイメージした一品。クスクスを使ったタブレは、季節ごとに内容が変わり、取材時は「炙りイサキと枝豆のタブレ」(1650円)で提供する。
ドリンクの主役は、もちろんワイン。グラスワインは常時10種類前後で1100円~、ボトルは6600円~。稲尾氏とホールスタッフは、二人ともソムリエの資格を持つ。ワインのセレクトでこだわっているのは「ナチュールとクラシックの両立」だ。稲生氏は「ナチュールをメインに扱う店は多いですが、クラシックと両方しっかり揃えている店は意外と少ない。そこを意識しています。」と話す。「荻窪という土地柄、まだナチュールに馴染みのないお客様も多い」と、現在はナチュールを6割、クラシックを4割ほどのバランスで提供している。
それ以外には、中澤氏がウイスキー好きなことから厳選したウイスキーを3種と、瓶ビールの「ハートランド」、レモンをじっくりと漬け込んだ「クラフトレモンサワー」、ソフトドリンクもひとつひとつ選び抜いたこだわりのものを揃えている。

本格的なメイン料理も用意。「南房総夏鹿のロースト」(4290円)は、付け合わせにドフィノワ(ジャガイモのグラタン)を添えたボリュームある一品

「本マグロのタルタル」。たくあんの食感と甘さがアクセント
店舗データ
| 店名 | KAIYO Bistro & Wine(カイヨー ビストロアンドワイン) |
|---|---|
| 住所 | 東京都杉並区天沼3-12-1 1F |
| アクセス | 荻窪駅から徒歩5分 |
| 電話 | 03-6822-4479 |
| 営業時間 | 17:00~23:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 坪数客数 | 16坪26席 |
| 客単価 | 7000円 |
| 運営会社 | 有限会社ダッシュシステム |
| オープン日 | 2026年7月25日 |
| 関連リンク | KAIYO Bistro & Wine(Instagram) |

















