下北沢に「野菜巻き串 下北ホール」がオープン。野菜巻き串と熱量の高い歌唱パフォーマンスで、海外進出を視野に唯一無二の食体験を提供する

海外進出も視野！パフォーマンスの後発も育てたい

現在の客単価は4000～4500円。客層は若年層から70代までと幅広く、深夜26時まで営業しているため仕事終わりの同業者も多いという。今後について、まずは同店を軌道にのせ、2年後にベアーズコーポレーションからの完全独立を目指す。石野氏は「海外からのお客さんにもあのパフォーマンスが伝わったのを受けて、言葉は通じなくてもパッションは伝わるんだなと確信したんです。2年後の40歳までにこの串焼き業態とパフォーマンスで海外進出したいと思っています」と語る。「私が海外でパフォーマンスをすることになった時のために、自分以外にパフォーマンスのできる才能を持ったスタッフを探したい。歌でもいいし、楽器でもいいし、それ以外の芸でも。そういう意味で、バンドマンや俳優など才能を持った人が多く集まる下北沢に出店できたのはよかったのかもしれません」とも。石野氏が海を越えてその歌声をとどろかせる日も、遠くはないのかもしれない。

共同代表の石野秀樹氏（左）と小林勇輝氏（右）。「風林火山」の赤いハチマキが石野氏のトレードマークだ

（取材＝吉田真琴）

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