緑が丘に「Civetta（チベッタ）」がオープン。イタリアでの修行経験をはじめ、国内ではひらまつやコローリ等を経て独立した店主が目指すのは、普段使いのイタリアン

イタリアで学んだ料理をベースに、多彩なメニューを展開

料理は前菜からパスタ、メインディッシュ、デザートまで、多彩なアラカルトメニューから自由に組み合わせて楽しむスタイル。中でも「ローマ風牛テールの煮込み”バチナーラ”」（2750円）はこの店を代表するメニューの一つ。じっくり焼き目を付けた和牛テール肉をソフリットと鶏のブロード、赤ワイン等で煮込んだローマの郷土料理だ。この他、シチリア発祥の菓子「カンノーロ」（390円）は、いちじくバターを詰めて前菜として提供したり、穴子とベーコンを巻いてフライにしたものをポルトワインソースで楽しむ「穴子とベーコンのロールカツ」など独自性の高い料理も揃える。季節の食材を使ったメニューも展開しており、取材時は味噌やハリッサのソースを合わせた「茨城産マカジキのレアグリルをカルパッチョ仕立てに」（1650円）や、グリーンカレーソースで味わう「北海道産白子のフリット」（1320円）などが並んだ。

ドリンクは「東京クラフト ペールエール」（770円）が生で楽しめる他、「ペローニ ナストロアズーロ」や「モレッティ」などイタリアの瓶ビール（各880円）、「リモンチェッロサワー」（770円）をはじめとするサワー類、赤・白・オレンジ・泡をグラスで常時10種類前後（600～1200円前後）が楽しめるワインに加えて、おすすめのボトルも4000円台から用意する。

牛テールをホロホロになるまで煮込んだ「ローマ風牛テールの煮込み”バチナーラ”」。野菜のみじん切りはロボクープではなく手切りしており、そうすることで手間はかかるが味に深みが出るという

「いちじくバター“カンノーロ”」はワインのアテに最適。店名の「Civetta」はミミズクの意で、ミミズクを象った器で提供

店舗データ