渋谷に「ニンニクバルにょんにょご」が開業。リニューアルで坪月商60万円の繁盛店にした「にんにくバル ザ・ガーリック中野」に続く2店舗目

低臭加工にんにくで、女性客をメインターゲットに据える

メインターゲットはズバリ「#にんにく女子」こと女性客。「にんにくはにおいが気になる」と女性の方が気にしてしまいそうだが、同店が使用するのは青森県産にんにくの「福地ホワイト」。独自の低臭加工が施されており、においを気にせず心ゆくまでにんにくが楽しめると評判だ。この「においが残りにくい」点をアピールし、情報発信力の高い女性客をターゲットに据える。実際に中野店では7割が女性客で、カップルの利用も多いという。「カップルが多いのは、二人でにんにくを食べるという“背徳感”を共有できるからなのかもしれません」と育子氏は笑う。インパクトある料理やドリンク、「にんにく専門店」というわかりやすさを武器にＳＮＳにも力を入れ、ハッシュタグ「#にんにく女子」を推し進めていく意向だ。

「にんにくをもっと身近に感じてほしい」と中山氏。毎年５～６月には、スタッフ総出で青森の産地に収穫へ赴いており、にんにくへの愛はひとしおだ。「にんにくはにおいが気になるから平日は食べられない、デートで使えない、といったイメージを払拭し、“#にんにく女子”を増やしていきたいですね」と育子氏はほほ笑む。今後もこのにんにく業態の展開や、商品のEC販売、ガーリックトースト専門店なども構想中だという。

写真中央がHalk代表の中山治伸氏、左から２番目が妻の育子氏。スタッフの皆さんと

（取材＝大関　まなみ）

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