恵比寿に「unknown（アンノウン）」がオープン。海外ゲストがメインターゲット、日本茶をベースに日本酒や焼酎の国産酒でつくる和のカクテルを提供

主にバーテンダーとして研鑽を積み、フリーで活躍する中で開業

恵比寿駅から徒歩４分、駅前の喧騒から少々離れた場所にオープンしたのが「unknown」だ。オーナーの大場文武氏は、「以前、知人がこの物件で飲食店をやっていたのですが手放すことになり、縁あって私が店をやることになりました」と話す。大場氏はもともとフリーランスのバーテンダーとして企業のドリンク開発などの仕事をしており、特に店を持ちたいと強い希望があったわけではなかったという。

もともと大場氏は高校を卒業後、3年ほど自衛隊に勤務した後に飲食業へ転身。横浜や銀座のバーで学び、バー事業を展開するスピリッツ＆シェアリング（東京都港区、代表：南雲主于三氏）へ。同社が運営する「The Bar code name Mixology Akasaka」ではヘッドバーテンダーを務めた。その後、お茶に興味を持ち表参道の日本茶専門店「櫻井焙茶研究所」へ。さらに外苑前のフレンチ「Florilege（フロリレージュ）」では、これまで学んだミクソロジーやお茶の技術と、フルーツやハーブの素材使いを融合させたカクテルやモクテルを提供した。

間口のガラス張りを貫通して外まで伸びる大理石カウンターが印象的なファサード。道行く人の注目を集める

提供するカクテルに合わせて、和モダンをテーマに盆栽や浮世絵を飾る店内。カウンター席に、ハイスツールのテーブル席も用意

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