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恵比寿に「unknown(アンノウン)」がオープン。海外ゲストがメインターゲット、日本茶をベースに日本酒や焼酎の国産酒でつくる和のカクテルを提供


海外ゲストの舌に合わせ、甘み・酸味・苦みなどをハッキリと表現

開業にあたり、大場氏がメインターゲットに定めたのは海外のゲストだ。「これまで働いてきた店では、海外からのお客様を接客することが多かった。彼らは反応がダイレクトではっきりと感想を言ってくれることが多く、日本人とは違った接客の面白さがありました」と話す。

海外のゲストに向けて、テーマにしたのはお茶。お茶の漬け込み酒をベースに焼酎や日本酒などの国産酒と合わせたカクテルを10品用意する。カクテルは「#1」から「#10」の番号が振られ、数字が大きくなるほどアルコール度数が高くなっている。人気は、玉露を漬け込んだジンにエルダーフラワーの風味を付け、ソーダアップした「#1」(1300円/税別、以下同)で、比較的飲みやすい仕上がり。「#5」(1500円)は、「獺祭」の酒粕焼酎にルビー烏龍茶、国産リキュールの「和花(ワカ)」、みりんを合わせてマティーニをイメージ。また、「#10」(1700円)は、芋焼酎の「蔵の師魂 blended 一尚」に碁石茶、梅リキュール「星子」、カンパリのような苦みが特徴の国産リキュール「スカーレット」の組み合わせ、甘さと苦みが特徴のネグローニをイメージ。このように海外でメジャーなカクテルに着想を得ながら日本茶と国産酒で大場氏なりにアレンジして構成しているドリンクも多い。「マティーニやネグローニをイメージしていると説明すると海外の方はピンときてくれますね」と大場氏。全体的に海外のゲストの舌に合わせ、甘み、酸味、苦みなどの味わいをハッキリと表現しており「あまり日本のバーらしくない味わいだと思います」と話す。

カクテル以外にも、茶葉を漬け込んだのちにフィルタリングして抽出したジンも用意。静岡・掛川の日本茶専門店の「煎茶」や「玉露」、大場氏の古巣「櫻井焙茶研究所」の「焙じ茶」「国産紅茶」など7種類を用意し、各1300円。ソーダやトニックなどで楽しめる。ほか、茅ケ崎の「PASSIFIC BREWING」のビール(1400円)やウイスキー(1400円~)など。

「#1」。良質な玉露を漬け込み、鮮やかな緑色になったジンに、相性の良いエルダーフラワーとトニックを合わせたさわやかな1杯

マティーニをイメージした「#5」。同じ米を原料とする酒粕焼酎とみりんに、ベリーのような風味が共通点のルビー烏龍茶と国産リキュールの「和花」を組み合わせている

店舗データ

店名 unknown(アンノウン)
住所 東京都渋谷区東3-25-3

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アクセス 恵比寿駅から徒歩4分
電話 03-6427-2239
営業時間 18:00~翌2:00
定休日 日曜
坪数客数 14坪20席
客単価 4000円
オープン日 2023年5月13日
関連リンク unkown(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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