渋谷に「テンキ」がオープン。フレンチシェフによる、ネタごとに異なる衣と味付けの天ぷら＆ワインの店。焼売とウーロンハイの立ち飲み「KAMERA」に続く2店舗目！

圧巻のワインセラーをはじめ、こだわりを詰め込んだオープンカウンターの店内

物件は渋谷で探し、桜が丘の新築ビル2階を契約。看板はなく、階段を上った先の重たい扉を開けて入店する目的性の高いロケーションだ。店舗デザインは、海外の飲食店から日本庭園までを手掛けるデザイナー、宮ユタカ氏が担当。気鋭のクリエイターとコラボした装飾品やアート、海外から買い付けたアンティーク品や古材を散りばめた。内装デザインのみならず、器、スタッフのユニフォームに至るまで一つ一つ選び抜き、こだわりは枚挙にいとまがない。店内はオープンキッチンをぐるりと囲むカウンター席に、一部立ち飲みゾーンも作り、予約して訪れる目的客に加え、ふらりと1杯、といったニーズも狙う。

一番の自慢は、入口からフロアへのアプローチ中にある、大谷石の壁をあしらったワインセラー。直接ボトルを冷却するのではなく、石壁を冷やし、そこからの冷気によってボトルを冷やす仕組みで、ワインへの負担を減らす。ヨーロッパなどではよく見られるスタイルだという。

大人の雰囲気を演出しつつも、カウンターを中心に、スタッフとのコミュニケーションを大切にしたオープンな造りは「KAMERA」から踏襲している

入口から続くワインセラー。エチケットの視認性や取り出しやすさにもこだわったという

店舗データ