外苑前に「gnudi（ニューディー）」がオープン。元「+ebi-ro」の店長が同じ場所で独立。自然派ワイン＆イタリアンをコンセプトに、早くも平日でも連日満席の繁盛店に

様々な業種を経てたどり着いた飲食業。仕事の楽しさ、自然派ワインのおいしさに開眼する

外苑前駅から徒歩で約6分、青山キラー通りを1本入った場所に構える「gnudi（ニューディー）」。もともとこのビルは、地下にコローリ（代表：渡部武志氏、山口高志氏 ）が運営するトラットリア「2colori（ドゥエ・コローリ）」と、いま「gnudi」がある1階はワインバー「+ebi-ro（エビイロ）」があった場所だ。2020年に「2colori」は業態を変更して自由が丘に移転し、同店で働いていた藤生氏が「+ebi-ro」の店長を引き継いだ。そしてこの度、コローリから同店を譲り受け、独立を果たした。

そんな藤生氏は建築系の人材派遣業を経て飲食業界へ転身。「学生時代はアパレルと飲食店でアルバイトをしていました。衣・食・住の分野で仕事をしてみて、人が生きる上で最も大切で、最後まで残るものは“食”だという結論にたどり着きました」。吉祥寺で約40年愛されたイタリアン「ダルジャン」（現在は閉店）で3年働いた後、立川の人気店「葡萄酒HARU-JIRO」、「ワインとクラフトビール はるばる」に入店。系列2店舗で働きながらキッチンやサービスの業務に加え、自然派ワイン、店舗運営などの知識を身に着けたという。「立川の店では各国料理を提供していたのですが、自分としては、料理の学校に通った経験がなく、基礎から料理を学んでいないことがネックだと感じていました。それで1つのジャンルを突き詰めたい、自分が好きなイタリアンを勉強したいと思うようになったのです」。

ガラス張りの店内やテラス席がにぎわう様子が、通りがかる人を「行ってみたい」と思わせるきっかけに

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