下北沢に「まいにち 千秋楽」がオープン。店主は楽コーポレーションで23年経験を積んで独立。毎日明るい笑顔に満ちた店を目指す

無理せず、自分もお客も笑顔で。誰もが寛げる店を目指す

後藤氏の目標は、まずは下北沢の地に根ざし、30代以上のオトナ世代が気軽に集う店を作ること。
「自分の年齢を考えるともう無理はできないけれど、会いに来てくれる人がいる限りは笑ってお迎えしたい。ちょっとした気配りや清潔感だったり、居心地のいいお店として長く愛されるお店にしたいですね」。

一方で、これから独立、開業を目指している後輩たちを励ます存在でもありたいという。

「アルバイトからの独立だったので、経営のことや細かい数字のこと…わからないことばかりで、本当に大変でした。でも、いいチャンスをいただいて、新しい経験ができて。『私にもできるから、みんなにもできるよ』と言ってあげたいですし、ときには愚痴を聞いたり、お世話になった『楽』に、少しでも恩返しができたらいいなと思います」。

終始笑いの絶えなかった今回の取材。空中階の店舗ということもあり、新規の集客にはやや苦労しているというが、新たな下北の名物店としてブレイクする日も、そう遠くないだろう。

店主の後藤千秋氏。お客や仲間たちからは「千秋さん」の愛称で慕われている

（取材＝河西みのり）

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