ミシュラン三ツ星出身シェフが腕をふるう「SMOKE DOOR（スモークドア）」が横浜に開業。単価6000円のカジュアルレストランの概念を変える！

店舗運営に限らず、飲食人のキャリア支援や地方創生も展開予定

「保村のプロデュースによって素晴らしい空間ができあがりました。目指したのは10年、20年経っても飽きのこないデザイン。照明使いやゾーニングなど『さすが』という他なく、マザーズの店作りの強さを垣間見た気持ちです。ここから、私にしかできない色を打ち出していきたい」と雨宮氏。

今後は店舗運営に限らず、食にまつわる様々な活動に取り組みたい考えだ。「例えば、40代半ば以降の飲食人のキャリアといえば、独立か幹部に選ばれるか程度であり、極端に狭いのが現状。一部の選ばれた人だけしか成功しないのでなく、多くの人が年をとっても活躍できるような道を提示したく、農業とのコラボなどを考えています。また、料理人を活用した地方創生もやりたいことのひとつで、すでに進行中の案件もあります。何よりは、これまでのキャリアで培ってきた知見や海外とのコネクションを生かし“幸せが循環する飲食業界”をつくっていきたいですね」と意気込む。

写真右から代表の雨宮 龍氏、シェフのタイラー・バージズ氏。雨宮氏は「自分はとにかく周囲の人に恵まれている。今回の独立、出店も人の縁なしには実現しなかった」と語る

（取材＝大関　まなみ）

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