ミシュラン三ツ星出身シェフが腕をふるう「SMOKE DOOR（スモークドア）」が横浜に開業。単価6000円のカジュアルレストランの概念を変える！

マザーズ保村氏の誘いをきっかけに、飲食業界の次世代の役目を背負い独立

「私は今47歳なのですが、40代も後半に差し掛かったくらいから、コロナ禍で世の中が目まぐるしく変わる状況も相まって改めて自分の進退を考えるようになりました。私達の先輩方は10年、20年かけて飲食業界の地位を向上させてきた世代。次世代の私達にできることは何か？それは食に関する社会問題の解決であったり、飲食業界で働く人のキャリアプランを広げることであったり。それらを実現するためには自ら会社を興そうと考えました」と雨宮氏は話す。

同氏が独立を決意したのにはマザーズの保村良豪氏の存在も大きい。今回の出店は、保村氏からのオファーによって実現したものだ。マザーズは2001年に創業、立川や吉祥寺など西東京を中心に飲食店を展開するほか、2018年からはホテル事業にも取り組んでいる。その縁から「HOTEL THE KNOT YOKOHAMA」1階にレストランを出店の話が舞い込み、雨宮氏に白羽の矢が立ったというわけだ。 「保村とはグローバルダイニング時代の同僚で、同い年。退職した後も互いの活躍は意識していて、彼が独立して作り上げた店にはとても刺激を受けましたね。特に二子玉川の『CHICAMA』は衝撃でした。一方で、彼も私が手がけた『Casita』 や『Azur et MASA UEKI』を評価してくれていたようです」。

ホテル入口付近、以前はフロントだった部分をバーカウンターに造り替えた。しっかりとした食事だけでなくバー利用も可能だ

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