東京純豆腐で知られるブラスアンドカンパニーの新業態「羊肉酒場0，19（ラムミートバル ゼロコンマイチキュー）」が御茶ノ水の複合施設WATERRAS（ワテラス）に10月8日オープン

オフィス、商業施設、住居などから構成され昨年開業した御茶ノ水の複合施設WATERRAS（ワテラス）。この施設内の商業スペースWATERRAS MALL（ワテラス モール）に、「羊肉酒場0，19（ラムミートバル ゼロコンマイチキュー）」が10月8日オープンした。経営は、「東京純豆腐（トウキョウ スンドゥブ）」（全国に33店舗）、「Thai's（タイズ）」（3店舗）、「【A】PIZZA」（3店舗）、「0，19 Tokyo Sundubu Bar」（渋谷）、生ラム肉専門店「東京ジンギスカン」（池袋）など様々な業態を展開しているブラスアンドカンパニー（東京都豊島区、代表取締役：坂入洋平氏）。同社は1980年の創業以来、教育事業をメインとしていたが、先代の坂入享一社長が、ニューヨークで出逢ったSundubu（スンドゥブ）を大変気に入り、日本でも提供できないかという一言で、2006年、「東京純豆腐」1号店をオープンし飲食業界に参入した。その後は、先代社長のアイディアやひらめきと優れた飲食プロデュースチームの尽力により、順調に店舗展開を続け、業態も多岐に渡り現在に至っている。

「当社は、飲食に関して素人集団だったからこそ、お客様目線でチャレンジして来られた。自分たちが美味しいと思うものを提供する、それだけに注力してきました」と同社飲食事業部のゼネラルマネージャー広部吉和氏は話す。“肉”をメインにした新業態を考えていく中で、現代表の坂入洋平氏が、北海道で食べたジンギスカンの美味しさを東京でも再現したいとの強い思いから、ジンギスカン・プロジェクトが発足、開発を進め、今年の8月に「東京ジンギスカン 池袋店」がオープン。その開発過程で、ラム肉の美味しさ、料理バリエーションの豊富さに気付かされ、新店舗では、厳選したこだわりの豪州ラム肉料理を柱としたカジュアルなバルスタイルでの開業となったという。昨今の肉ブームで、赤身肉やジビエなどヘルシーな肉への関心が高まる中、ラム肉のヘルシーさにも要注目である。

同店の売りであるラム肉料理の中でも一押しは、ラムの串焼きだ。ヘルシーなラム肉を大胆に串焼きにして提供する。「ラム肩ロース串」（230円）や「ラムもも串」（230円）、特選3種の肉の塊と野菜というボリューム満点の盛合せ串「大人BBQ」（1480円）などオーダー率が高く人気のメニューだ。また、店で挽いた新鮮なラム肉ミンチを使った「鉄板ラムバーグ」（880円）は、肉の濃厚な旨味が味わえる同店自信の一品で、ランチ、ディナータイム共に人気がある。コチュジャンをベースに秘伝のソースでじっくり煮込んだ絶品の「ラムとろ煮」（480円）もぜひ注文したい一品だ。加えて、東京純豆腐がプロデュースするスンドゥブメニューも楽しめるとあって、既存店の客も足を運んでくれることが多いという。

ドリンクで注目すべきは、ハイボールの種類の豊富さだ。同店では、日本、イギリス、アメリカ、カナダなどの常時16種類以上のウイスキーが揃い、1杯390円～780円で提供する。「ウイスキーは、苦手意識がある人が多いですが、ハイボールで提供することで飲みやすく、より身近でカジュアルな飲み物として楽しんでもらえたらと思っています。様々なウイスキーの味の違いも是非楽しんでいただけたら」と語る店長の秋元勇人氏。また、豊富に揃ったウイスキーをより多くの客に楽しみながら味わってもらおうと、ビンゴカード形式のチンチロリンで定番の全16品を制覇するイベントも常時行なっている。全種類を制覇すると同店限定のハイボールマスター認定証が授与されるという。すでに制覇した常連客もおり、ちょっとした大人の楽しみになっている。

「店名は、先代社長の坂入享一の落語の高座名『零今間一九（レイコンマイック）』から命名されています。先代社長は、遊び心があることを好みましたから。また“ゼロからのスタート”という意味合いもあります」と広部氏は話す。元々が飲食関連でなかったことで、より客目線であり、常にチャレンジする姿勢で邁進してきた同社。今後も、自分たちが美味しいと思えるものは、既存業態や、新業態を問わず積極的に展開して行きたいという。先代社長から受け継がれた“遊び心”を常に掲げ、美味しく楽しいことを提供していく同社に今後も注目していきたい。

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