ヘッドライン

飲食店流通の少ない安芸津産牡蠣をメインとした牡蠣バル「OYSTERS,INC.(オイスターズインク)」が、新宿に7月7日オープン

明るくポップな雰囲気でバル使いを提案する
日替わりでその時期によい産地の牡蠣を仕入れる「生牡蠣」
6種の味付けが選べる看板メニューの「ローストオイスター」
ウェイライズコーポレーション飲食事業部統括マネージャーの井上氏

(取材=虻川 実花)


7月7日、新宿7丁目のビル3階に牡蠣専門店「OYSTERS,INC.(オイスターズインク)」がオープン。バル使いできる牡蠣の店として、30代の近隣会社員を中心に集客し、徐々にその人気を高めている。運営は、IT企業であるウェイライズコーポレーション(東京都中野区)。2012年に飲食事業部を新設、「魚串さくらさく」のライセンス契約を結び、新宿で運営を開始した。オイスターズインクは、同社初のオリジナル業態。開発にはマウントウィナーズで6年の飲食現場経験の後、ブライダル業界でのサービス業や飲食専門の不動産web事業などを経て同社に入社し、飲食事業部統括マネージャーに就任した井上知彦氏が携わった。

「自身、元々牡蠣が大好きでしたが、牡蠣を食べに行くとなったとき、客単価6000円オーバーの高級レストランとなってしまう。どうにかこの客単価を1000円落とせないかと考え、業界開発を行ないました」と井上氏は話す。高品質の牡蠣自体を安く提供できないかと、オープン前には仕入れルート確保のため、広島の知人にアテンドしてもらい現地に赴いたという。数ある牡蠣の中で、身が大きく味の濃厚な安芸津産牡蠣の魅力を知り、生産者とのつながりを築いた。安芸津産牡蠣はブランド化しておらず、飲食店への流通が少ない。この牡蠣を生産者から直接卸すことで低価格提供を可能にし、客単価5000~5500円まで落とすことに成功している。

メニューは、安芸津産牡蠣中心に用いた一品を用意。「生牡蠣」は日替わりで、昆布森産や厚岸産など、その時期で品質のよいものを選別して仕入れる。価格は3piece 1440円、6piece 2700円、9piece 3870円のセットで販売。また、看板商品の「ローストオイスター」(3piece 900円、6piece 1700円)は、「紫蘇ガーリックオイル」や「きのこソースグラタン」、「雲丹のタルタルソースのコキール」、「ネギとホウレンソウ~灼熱ラー油がけ~」など6種の味から選べる。その他には、牡蠣をイベリコ豚で巻きサクラチップで燻した「牡蠣のイベリコ豚ロールスモークロースト」(4piece 1250円)、バルメニューの定番「牡蠣とマッシュルームのアヒージョ」(680円)、契約農家から仕入れる無農薬野菜を使った「エビとアボカドの彩りサウザンドサラダ」(1150円)などを用意。〆には「魚介と季節野菜のパエリア」(2人前 1500円~)、「牡蠣と魚介の地中海風トマトスパゲティー」(1350円)などを揃えることで、しっかりと食事ができるメニュー構成にした。

ドリンクのメインは、赤白泡16種をラインアップ。価格はグラス480円~、ボトル2800円~。また、広島の牡蠣を使用していることから、安芸津町の酒蔵・富久長の果実酒580円、日本酒580円も揃えマリアージュを提案する。「ドリンクは、牡蠣と相性のよいものだけをあえて限定しています。現在は8割のお客さまがワインをオーダーします。現在グラス提供が少ないので、今後は日替わりでグラスの数を増やす予定です」と井上氏は話す。

ビル3階立地のためフリー客の集客は難しいが、一度来店してもらった客のリピート率は高いという同店。通いやすい明るい雰囲気の店内であることや、繰り返し利用できる客単価の設定などで、さらなるリピーターを増やす計画だ。今後の展開について井上氏は「年明けには牡蠣の和業態も考えています」と目標を語る。

店舗データ

店名 OYSTERS,INC.(オイスターズインク)
住所 東京都新宿区西新宿7-10-14 富士山ビル 3F

 >> GoogleMap見る

アクセス JR・地下鉄新宿駅より徒歩5分
電話 03-5937-3142
営業時間 17:00~24:00
定休日 日祝
坪数客数 約19坪 38席
客単価 5000~5500円
運営会社 株式会社ウェイライズコーポレーション
関連リンク ウェイライズコーポレーション
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集