渋谷東口にバールとトラットリアが共存した、大人のイタリアン「渋谷アチェーゾ」が登場！ダイナックが“大人の社交場”というコンセプトで新業態に挑む！

1月20日、渋谷東口にダイナックのイタリアン新業態、「渋谷アチェーゾ」がオープンした。「食の楽しさをダイナミックにクリエイトする」をコンセプトに掲げ、飲食店を経営するサントリー外食グループ、ダイナック（東京都新宿区、代表取締役：若杉和正氏）。現在、日本全国に250店舗以上を有し、業態はすでに40を超え、パブ・バーでは「THE ROSE & CROWN」や「MALT BAR WHISKY VOICE」、「WINE CORNER」、ワインバル・ワイン居酒屋では「GABU」、「TOKYO VIN VIN」、和食ダイニング・居酒屋では「響」「燦」「鳥どり」などの店舗を展開し、イタリアンでは「Papa Milano」、スペイン酒場では昨年オープンした「タパス＆バル マル デ ボッカ」がある。 これまでイタリアンの業態では、「パステリア」や「ピッツェリア」など、メニューの軸を明確にした専門性の高い業態で店舗展開してきたダイナック。当初は同店も「Papa Milano」として出店を計画していたという。しかし、近隣はオフィスビルが並び、サラリーマンやOLなどが多く行き交う場所であり、渋谷駅から近いながらも “大人向き”な一角である。そのため、「バール」と「トラットリア」を共存させた、柔軟性の高い店づくりを目指し、新たな業態の開発に挑んだという。店名の“アチェーゾ”とは、「火のついた」というイタリア語。テーマカラーには情熱や陽気さを連想させる“赤”を選び、入口へのアプローチに設置されたファサード、バーカウンターやチェアーなどのインテリア、さらにはスタッフの制服に至るまで“赤”を配している。昼は活気あふれる明るい店内、夜は色気のある大人の空間と、まったく違う表情を持つ店である。 ランチメニューは、サラダ、前菜、自家製パン、ドリンクバーがつく「パスタランチ」。週替わりで7種、980～1200円の価格で“大盛り”も無料サービス。一方、ディナーは、お酒主体でカジュアルに楽しみたい「バール」エリアと、個室・半個室もあり、食事主体でゆったり過ごせる「トラットリア」エリアで、それぞれ食べられるメニューが異なる。バールエリアではワインをメインに、「自家製トマト風味のガーリックトースト」（380円）、「玉ねぎの丸ごとオーブン焼き」（460円）「サルシッチャのジューシーなグリル」（680円）、「トリッパとエジプト豆のトマト煮 ミラノ風」（740円）など、1000円以下のリーズナブルなイタリアンタパスが豊富に揃う。それに対しトラットリアエリアでは、前菜類に加え、アチェーゾのスペシャリテ、風船型の大きなピッツァ「爆弾！ピッツァボンバー 生ハムとフォンデュチーズ添え」（980円）をはじめとした、店内の窯で焼かれた熱々のピッツァや、「フルーツトマトいっぱいの完熟トマトソース スパゲッティ“アチェーゾ”」（1380円）、「イベリコ豚“べジョータ”のカルボナーラ スーペリオーレ 生パスタ・リングイネ」（1540円）などのパスタ類。あるいは肉・魚料理なら「スペアリブのやわらか煮込み」（1680円）、「漁師風 たっぷり魚介のトマト煮込み“カチュッコ”」（1480円）といったメインディッシュもあり、このあたりも“柔軟性”を意識した、幅広いメニューラインナップ。 ワインは両エリア共通で、グラス500円～、ボトルはハウスワインで2500円、それ以外は2800円で白・赤ともにリーズナブルなイタリアワインを揃えているが、ワイン以外に“イタリアンバール・アペ！”と銘打ったイタリアンリキュールを使ったカクテルも面白い。 渋谷の大人をターゲットに、高い柔軟性を持って、利用動機に沿ったしなやかな営業スタイルで挑む「渋谷アチェーゾ」に今後も注目したい。

店舗データ