幅広い業態の店舗を展開するアキナイが 銀座三越12階レストランフロアにオープンした、パリ発日本初出店のネオ・ビストロ「ル・ブール・ノワゼット トウキョウ」に注目！

もつ鍋の走り「もつ福」、鉄板料理とハイボールの「ウィッフィ」、イタリア料理「トラットリア ディ ペッシェパッパーレ」など幅広い業態の店舗を関東を中心に展開するアキナイ（東京都港区芝、代表：三宅茂幸氏）が、パリで人気のビストロの姉妹店「ル・ブール・ノワゼット トウキョウ」を銀座三越12F『ギンザ ダイニング』にオープンした。「ル・ブール・ノワゼット」は、パリの「ネオ・ビストロ」の代表店。パリ15区にあるレストランで、フランスで権威のある『フィガロスコープ』誌が選ぶ「2008年度パリ最高のネオ・ビストロ」として第2位に輝いた実力店だ。この姉妹店が、アキナイによって日本初出店を果たした。
パリの「ル・ブール・ノワゼット」のオーナーシェフ、ティエリー・ブランキ氏は「トゥールダルジャン」、「ルドワイヤン」に10年以上に渡って従事し、スーシェフまで上り詰めた人物。これら三つ星のグランメゾンで働いていた同氏が独立し、グランメゾンのクオリティの料理をなるべく気軽な価格設定にて提供しようと作ったのが、この「ル・ブール・ノワゼット」だ。
今回、銀座三越の東京店のシェフとして迎えられたのは、梶原忠氏。「ボーセジュール」、「東京プリンスホテル パークタワー」などグランメゾンで経験を積んできた実力派のシェフ。ティエリー氏との出会いは1年前。東京プリンスホテル　パークタワー時代にティエリー氏が来日し、共に働いたことがきっかけだという。
「『ル・ブール・ノアゼット』へのお話をいただいた時、ティエリー氏の名前を聞いて当時のことを思い出し、グランメゾン出身のシェフが、ネオビストロの業態に挑戦されるということに心を動かされ、引き受けました」と梶原氏。そこからパリの本店に修行に行き、ティエリー氏の料理に対する考えや技術、店の空気感などを学んだ。
東京店は、パリのネオビストロを思わせる温かみのある空間。スペシャリテは本店と同じものを用意した。ネオビストロとはいえ、肘あてのある椅子、ゆったりした空間作りなど、銀座三越の客層にも合わせた上質な空間に仕上げている。
食材は、どれも最高級の食材を揃え、コストを抑えるためにシェフ独自のルートにて産地直送を実現。金目鯛は八丈島から、豚肉は沖縄のパイナップルポークを仕入れるなど、今までの経験を生かし、厳しい目利きのもと最高品質のものを取り揃えた。ワインはすべてフランスから直輸入。ティエリー氏の料理に付随するフランス各地方のワインをバランスよく取り揃えた。その土地を表現する、自然造りのワインが特徴だ。
料理は奇をてらわず、シンプルで豊かな味わいの一皿一皿にて構成されている。食材のもつ本来の美味しさを追求し、あくまでも「できるだけ良心的な価格にて、本格的な料理を提供する」というコンセプトを貫いている。シェフ自慢の料理「鴨とフォアグラのパイ包み焼き」などは、従来のビストロではなかなか食べることができないグランメゾンのクオリティの料理だ。ランチコースはアミューズ、オードブル、メインディッシュ、デザートで3500円。ディナーコースは5000円からと大変お得な価格設定に。メインはどちらも4～5種類から選べるプリフィクスのスタイルだ。
「気軽な一軒として、この店ではワインを片手にワイワイと楽しい時間を過ごしていただきたい。本店の特徴と同じように、必要以上に飾り立てることなく、地に足がついたフランス料理を味わっていただきたい」と同氏。夜は、お客様の席を回って会話をしたりと、ネオビストロならではのカジュアルな雰囲気を目指したサービスも心がけている。
グランメゾンを飛び出して、ネオビストロの業態に挑戦する同店は、すでに銀座マダムのランチ会や、食通たちの間で大盛況となっている。シェフの梶原氏は、今後もこの業態を継承して他店舗展開を考えているそうだ。これからの展開が楽しみだ。

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