人のつながりを創出、「公園の価値を上げる」再生事業を
「Botanico扇町公園」が扇町公園に新たに人を呼び寄せる施設なら、「扇町茶屋」は既にいる利用者の満足度を上げるための施設だ。「何もなかったスペースに『Botanico扇町公園』と『扇町茶屋』を作ったので、新しい価値が生まれると思っています。実際に、これまで扇町公園で個々に犬の散歩をしていた人達が、『扇町茶屋』に立ち寄るようになったことでワンちゃん仲間として交流が生まれるようになっていて。人とのつながりを生み出せたことにすごく意義を感じています」と鷹羽氏。
今後ゼットンの公園開発については現時点の計画は非公開だが、「公園の価値を上げる」というミッションは変わらないという。「利益の追求というよりも『こんな公園あったらいいな』という思いや、僕らだからこそやる意味がある案件を全国で手掛けていけたらと思っています」と話す。人々の生活インフラとしてなくてはならない公園に新しい価値を生み出し続けるゼットンに今後も注目したい。
(取材=大関 まなみ)