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千歳烏山にオステリア酒場「Che Cosa? (ケコーザ)」がオープン。エレベーター無し4階の繁盛店「焼鳥屋 優」の2店舗目は街に合う大衆イタリアン

2023年12月22日、千歳烏山に「Che Cosa? (ケコーザ)」がオープンした。運営はF-style(東京都世田谷区)、代表の藤田靖人氏は名古屋で脱サラをして飲食業へ進出し、千歳烏山で「焼鳥屋 優」を2016年に開業。エレベーター無し4階の難所にもかかわらず、7坪で月商250万円を売る繁盛店に育て上げた。同エリアにオープンした2店舗目はイタリアンと居酒屋を楽しめるハイブリッドな“オステリア酒場”だ。


千歳烏山名店のテナントを引き継ぎ、イタリアン×居酒屋に挑戦

千歳烏山はのどかな住宅街が広がり、京王線の特急停車駅であり新宿まで1本と都心までアクセスが良く住みやすい街として知られる人気エリア。一人暮らしの学生やサラリーマン、ファミリー層まで幅広く生活している。「Che Cosa?」は、その広いターゲットと利用シーンに合わせ、カウンター12席テーブル16席座敷14席立ち飲み席5席と4タイプの客席を用意する。

代表の藤田氏は愛知県で自動車関連の仕事をしていたが二十歳の時に訪れたオープンキッチンのレストランに衝撃を受け飲食業に。地元の飲食店で働いたあと上京し、笹塚の焼鳥店などで修行して千歳烏山に「焼鳥屋 優」を2016年に開業。エレベーター無し4階の難所だったため最初は苦戦した。「近くの飲食店にショップカードを置いてもらったり、紹介をたくさんしてもらったりしているうちに、2ヶ月目から満席になる日も増えていきました。逆に、こんな場所に焼鳥屋があるなんて!とおもしろがってもらえるようになりました」と藤田氏は笑顔で言う。街のつながりに助けられ、現在は難所立地に関係なく7坪で月商250万円売り上げる。

今回、「Che Cosa?」のシェフを務める窪田裕之氏とは藤田氏が修行していた笹塚の焼鳥店のお客として出会った。窪田氏は渡伊経験もあるイタリアンの料理人で、直近では表参道にあったイタリアン「ロカンダ エッフェク」でシェフを務めていた。46年の歴史があったレストランだが2023年に閉店となった。

折しも2店舗目を考えていた藤田氏。「焼鳥屋 優」は7坪しかなく、連日満席でも売上の限界が見え、広い店舗で挑戦して客層の幅を広げたいと思っていた時期だった。窪田氏の勤務先の閉店とタイミングが重なったことで窪田氏を誘い、2店舗目の出店に踏み切った。

物件は千歳烏山と渋谷で「酒場アカボシ」や「タートル」を運営するplow(東京都渋谷区)の創業店舗「我―喰う」があったテナント。plow代表の久我氏と千歳烏山の飲食店経営者のつながりで藤田氏に物件の話が来た。規模は15坪で「焼鳥屋 優」の2倍以上となるが広い店にチャレンジしたい藤田氏の希望通りだった。居抜きで初期投資は抑え「なるべく予算はかけず表装だけを変え出店できました」と言う。

千歳烏山の商店街を抜けた間口の大きい店舗。和の外装が目を惹く

千歳烏山の商店街を抜けた間口の大きい店舗。和の外装が目を惹く

店舗データ

店名 Che Cosa?(ケコーザ)
住所 東京都世田谷区南烏山4-14-11ビューパレスウダガワ1F

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アクセス 京王線千歳烏山駅から徒歩5分
電話 03-6909-0710
営業時間 17:00~24:00(フードLO22:30、ドリンクLO23:00)
定休日 月曜
坪数客数 15坪47席
客単価 5000円
運営会社 株式会社F-style
オープン日 2023年12月22日
関連リンク Che Cosa?(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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