元住吉で野菜巻き串がウリの人気居酒屋「さぁいこうか!!」が、2号店となる大衆酒場「立呑み さぁいこうか!! 自由が丘店」を美観街にオープン！

一流の料理人でなく、飲食人を目指せばいい

逆井氏には、飲食業界に入る前から、社会貢献したい、社会からはみだした者たちの受け皿になれるような店をつくりたいという変わらぬ信念がある。組織運営、事業拡大の先に、会社や自店に所属する仲間とその家族の未来を共に創りたいという。その理想は、今少しずつ形になってきている。「独立を望むなら、それを目指せるような働く環境を提供し、会社に居場所を見つけられるならば、それでもいい。早く行きたいなら一人で行けばいい。遠くに行きたいならみんなで行こう！」。

己の目指すビジネスモデルを着実に形にしながら、時代を先読みするセンスは、野菜・人・ロボットのキャラクターが仲良く肩を並べて歩く店のロゴマークにも表現されている。これからの時代は、AIやロボットに職や仕事を奪われてしまい、どの業界でも人間の居場所がなくなるといわれるが、飲食店もそうなっていくとなれば、一流の料理人でなく、飲食人として若いスタッフを育てたいという。

業界を超えて、講演会でも引っ張りだこの逆井氏。誰にもできない領域で、一流の飲食人として、業界に生き残りをかけると意気込む。自由が丘店は、まず月商300万円の目標に向け、好調な滑り出しだ。

オーナー逆井氏（中央上）の声掛けで、各店舗の店長やスタッフが自由が丘店の応援に駆けつけた。チームワークが、最強の武器

（取材＝Mie Yoshioka）

店舗データ