駒場東大前に「888（みつばち）」がオープン！代々木八幡の間借りランチ店「DayGame 888」の店主が開いたのは、昼も夜も、いつ行っても楽しめる“ちょうどいい店”

カフェブーム真っ只中の2000年代に独立開業を経験

駒場東大前から徒歩で約5分、長年愛されたたこ焼き店「みしま」の跡地に誕生した「888」。木のぬくもりを感じる空間に落ち着いたグリーンのカウンターを配した内装デザインはT-PLASTER（神奈川県横浜市、代表：水口泰基氏）が担当。千駄木「FUNagain（ファンアゲイン）」で見つけた古い椅子や、レトロなスヌーピーの電話機などが並び、古き良きスナックを思わせる。

「このスヌーピーは広島時代から持っているんです」と気さくな笑顔を見せる高木氏は広島県出身。子どもの頃からお菓子作りが好きで、高校卒業後に就職した一般企業で働く傍ら、ケーキ講師を務めていたこともあったのだとか。22歳で退職し、「SUZU CAFE」などを展開するコンプリート・サークルが手がけるカフェバー「空（くう）」（現在は閉店）で約2年間に渡り店長を務めた後に独立し、2003年～12年までに広島市で「喫茶点888」を運営していた。パートナーの転勤に伴い大阪へ移った高木氏は、広島時代の縁で居酒屋のランチ営業をスタート。さらに2018年には東京への転勤が決まり、翌3月から大阪時代に働いていた店のオーナーが運営する「ネクストバッターズサークル」で「DayGame 888」としてランチ営業を始めた。「一度経験しているからお店をやる大変さはわかっているし、性格上、家事が二の次になることは目に見えていたしで、もう一度お店を持つつもりはなかったんです。でも、『ちょっとだけ』のつもりで物件を見始めたら、ブレーキがかからなくなってしまって。気づいたら、契約書のハンコを押していました（笑）」。落ち着いた雰囲気の中、大人がのんびり寛げるような店をやりたかったという願い通り、地元住民を中心に賑わうという。

店があるのは駒場東大前商店街の一角。店頭に飾られているたくさんの植物は開店祝いで贈られたものだという

どことなく懐かしい雰囲気が漂う店内。カウンター席の他、2名、4名がけのテーブルも用意する

店舗データ