森下・清澄白河にブルワリー＆ビアパブ「BEER VISTA BREWERY（ビア ビスタ ブルワリー）」がオープン！ホステル事業で知られるBackpackers’ Japanが飲食店併設のクラフトビール醸造事業をスタート

“町のビール屋”として長く愛される存在を目指して

料理がしっかり楽しめるビアパブであると同時に、“町のビール屋”として親しまれる存在になりたいと古里氏。オープンからまだわずかながら、すでに地元の人々が足を運び、連日にぎわっているという。「地元の方が『うちの町のビール、美味いんだぜ』って胸を張ってくださるような、ビール工場として町に根付きたいという想いがあります。一方で、遠くから『あの店のビールが飲みたい』にも来ていただけるようになったら嬉しいですね。ちょっと欲張りですが、誰にとっても来やすくて、自然と人が集まる空間にしていけたら」。

今後は、店内をアートギャラリーとして活用するなど他のカルチャーとコラボレーション企画や、コロナ禍を境に誕生したキャンプフィールドとも連携し、醸造所を造りたいと意欲を見せる。「そこで栽培したホップや小麦を使ってビールを造ってみたり…。キャンプ場で生ビールが飲めたら楽しいですよね。ビール背負ってバイクで各キャンプサイトまでを売りに行ったりして（笑）」。

終始、ワクワクした表情で語る姿が印象的だった古里氏。同社ではこれまでもホステル事業を通じて土地と土地を、人と人とを繋ぎ、新しい景色を生み出してきた。ブルワリー＆ビアパブやキャンプフィールドが加わったことで、これからどんな景色が広がっていくのか、注目していきたい。

写真左から事業責任者兼ブルワーの古里大輔氏、料理長の藤村勇人氏

（取材＝河西みのり）

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