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下北沢に「酒場たいよう」がオープン!店主は猿屋一家やイタリアン酒場「Petalo」を経て独立。生まれ育った九州の味覚を揃え、“毎日でも行きたい酒場”を目指す

12月12日、下北沢に「酒場たいよう」がオープンした。店主の吉村俊貴氏は、国分寺を中心に居酒屋を展開する猿屋一家(東京都国分寺市、代表取締役:藤野裕章氏)、イタリアン酒場「Petalo」(運営:ダルマプロダクション)のほか、イタリアやスペインで料理を学んだ経験の持ち主。地元である九州の酒や食材を揃え、下北沢エリアで暮らす人々をターゲットに、「毎日でも通いたい店」「最後に立ち寄りたくなる店」を目指す。


10代の頃から夢見た「独立開業」

夕方5時、下北沢南口商店街と茶沢通りを結ぶ路地裏に、「酒場たいよう」と染め抜かれた暖簾がかけられる。「店の名前は、海でぼーっとしているときになんとなく思いついたんです」と朗らかに笑う店主の吉村氏は、長崎県壱岐島生まれ、福岡育ち。中学卒業後から飲食店で働き始めたといい、29歳の若さながら料理歴は16年。薬院の老舗イタリアン「Pasta・Pasta」で働いていた頃に研修で訪れたイタリアやスペインでの経験から、いつか自身もカジュアルで、アットホームな雰囲気の店を作りたいと思い描くようになったという。上京後は池尻大橋「SANKYU本店」などを展開するSANKYU(代表取締役社長:谷口大輝氏)を経て猿屋一家の門を叩き、約5年間働く。さらに渋谷ストリームにあるイタリアン酒場「Petalo」で1年間働いた後、念願叶って自身の店を構える運びとなった。

「いつか自分の店を…と思ってはいましたが、(35歳定年制を提唱している)猿屋一家に入ったことで、『30歳までに独立する』と目標が明確になりました」。キッチンで腕を振るう良き相棒、杉山敬亮氏とも猿屋一家を通じて出会ったのだとか。「もともと、杉ちゃん(杉山氏)は違うお店で働いていて、猿屋一家のお客さんだったんです。飲みながら『いつか一緒に仕事したいね』なんて話していたのですが、杉ちゃんも猿屋一家で働くことになり、より距離が近くなったことで夢が現実になりました」。

独立の地として下北沢を選んだ理由は「お世話になった方に『下北沢が合うんじゃないか』と言われた」ことから。それまでほとんど降り立ったことがなかったと言うが、改めて街を歩いてみたら、多様な人々で賑わう様子が気に入ったという。ほどなくして紹介され、一目惚れしたという物件は、かつて台湾もつ鍋屋があった場所。内装はほぼ取り壊し、12席のカウンターをメインに、キッチンから全ての客席が見渡せるようにテーブル席を配置した。壁にモルタルを塗ったり、余った木材でテーブルを作ったり、カウンターにタイルを貼ったり…とDIYにも挑戦。自身にとっても思い入れのある空間に仕上がったという。

駅前の喧騒を離れ、住宅が増えるエリアの路地裏にオープンした

DIYに挑戦したという店内。写真左側、球形の照明は店名にちなんで、太陽のイメージ

店舗データ

店名 酒場たいよう
住所 東京都世田谷区代沢5-32-3 アクア下北1階

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アクセス 下北沢駅より徒歩5分
電話 03-6804-0773
営業時間 日~木17:00~25:00 (LO24:30)、金・土曜17:00~28:00(LO27:30)
定休日 なし
坪数客数 15.6坪28席(カウンター12席、テーブル16席)
客単価 4000
オープン日 2022年12月12日
関連リンク 酒場たいよう(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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