国分寺に「酒場猿子（さかばえてこ）」がオープン！猿屋一家きっての“ポンコツ”と呼ばれた店主が社内独立。得意の串料理を中心に多彩な料理をリーズナブルに楽しませる

夢は世界進出！いつか東南アジアにも自分の店を持ちたい

今後の目標について尋ねると「まずはこの店を“国分寺で最高の店”にしたい」と田村氏。「といっても国分寺で一番売り上げたいというわけではなくて、地元の方だけでなく、立川や吉祥寺など、近隣エリアからもわざわざ来てもらえるようなお店になればいいな、と。お客さんに『国分寺で居酒屋といえば猿子だよね』と思ってもらえるような店にしたいですね」。

いずれは国分寺でドミナント展開をし、さらには世界進出も視野に入れているのだとか。「最近、海外に進出する居酒屋が増えていますが、まだ参入できる余地があるんじゃないかなと思っていて。とくに学生時代にバックパッカーとして旅をしていた、東南アジアに店を出したいんです。日本は今不景気だし、子育てをする上でもいいんじゃないかなと。まずはこの店を、10年、20年愛される店に育てたいですね」。

何もかもがうまくいかないように感じるときでさえも「自分にはまだ成長の余地がある、絶対に上に行ける」と信じ、持ち前の負けず嫌いを強みにひたすら突き進んできた田村氏。そう遠くない将来、ベトナムやマレーシア辺りに田村氏が店を構える日が来るかもしれない。

「いまもまだポンコツですが、家族を守るために頑張りたい」と話す店主の田村皓平氏。”ゴリさん”の愛称で親しまれる

（取材＝河西みのり）

店舗データ