渋谷に「うゆう」がオープン。「魚真」「魚まみれ眞吉」出身オーナーによる、恵比寿「魚見茶寮」に続く2店舗目。上質な魚料理をアラカルトで、割烹使いも居酒屋使いもOK

創業店「魚見茶寮」は、コロナ禍を機に単価を大幅アップ

「魚見茶寮」のオープン当初の単価は6000～7000円。ところが、開業から半年ほどでコロナ禍に見舞われ、客足が途絶える。「お客様が減ってしまったなら、もういっそ、自分がやりたいようにやろう」と、素材や調理のグレードを上げたコースを開始。単価は1万6000～１万7000円となり、現在もそのスタイルで営業している。

単価を上げたことから2店舗目を考えるようになったという。「この値段のものを出しているゆえ、スタッフに任せられない部分が増えてしまった。また、『魚見茶寮』は3人でまわす店ですが、有難いことにそれ以上に働きたいというスタッフもいた。彼らが活躍できる場があればいいなという思いに、何より自分自身でも2店舗目をやりたいという気持ちが強くなっていき、物件を探し始めました」と御幸氏。条件は「魚見茶寮」から自転車圏内。そうして見つかったのが渋谷の同物件だ。「駅からも近く人通りが多い。居酒屋をやるにあたってオフィス街でサラリーマンが多いのも決め手になりました」と話す。

「日本に移住した外国人が古民家を改装した」をテーマにイメージを膨らませた店内。オープンキッチンを囲むメインカウンターに、ドリンク場前のサブカウンターもある。サブカウンターは個室の中までひとつなぎになっているユニークな造り。店内奥の窓際にはテーブル席も配置している

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