サウナも楽しめる新感覚居酒屋「恵比寿サウナー」がオープン。飲食×他業種のコラボで経営の幅を広げる！コロナからの挽回準備は“ととのった”！？

強い経営体制を築くため、飲食以外の業種を模索。未知のサウナ経営に挑戦

居酒屋とサウナの複合店舗をやろうと考えたのは、何より彼ら自身がサウナ好きだったこともあるが、飲食以外の業種に挑戦したいという思いがあったという。「コロナ禍を経験し、飲食一本ではなく複数の業種を柱にする必要性を感じました。もしまた飲食が不振になるような時がきても、対応できる強い体制を築きたかった」と高橋氏。得意の居酒屋にサウナを掛け合わせ、今までにないトレンドを発信できる店を目指した。「飲食店についてはこれまでのノウハウがありますが、サウナ経営は未知の世界。まず、どんな物件ならサウナができるのか？から調べ始めました。消防法の規定をクリアするのはもちろんですが、サウナに反対する大家さんも多い。サウナができる物件は思ったよりも少なかったですね」。そうして、元フィットネスジムだった恵比寿の物件に巡り合う。サウナの運営がＯＫだったことに加え、「恵比寿なら、トレンドを発信するのにふさわしい知名度がある」（高橋氏）と契約した。

デザインはスタジオムーンの木村聖也氏が担当。高橋氏、阿部氏ともにカウンター酒場の経験が長いことから、カウンター席が主体。座敷席になっている中二階もあり。サウナ併設でることから“銭湯”のイメージで、カウンターの一部に風呂のタイルを敷き詰め、入って手前のカウンターは“銭湯の番台”をイメージしてデザインするなど、遊び心満載の空間だ

2階サウナフロアはコロナ禍を意識し、個室サウナが４室。水風呂の用意はないが、個室にそれぞれシャワーを配備する。

店舗データ