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バルのオープンが続く赤羽で「東南アジア料理」×「バル」という新業態店が7月27日に出現。アジアンバル「BOTE(ボーテ)」に注目

一番街の中でも、角地でオープンエアの同店は目を引く存在
天井から吊り下がるアジアンランプの灯りの下、エスニック料理がさらに美味しく感じられる.
人気の「こぼれスパークリング(白・赤)」、料理は手前から「タイ風春雨サラダ ヤムウンセン」、「炎の空芯菜炒め」
店長の寺田満氏(左)とコックのデー氏

(取材=玉井 由希子)


ここ数年、ワインバルやイタリアンバルなどのオープンがめざましい赤羽駅周辺で、この夏また一つ新たな「東南アジア料理」×「バル」という新感覚のバル「BOTE(ボーテ)」が登場し、その開放感たっぷりのウッドデッキのオープンテラスで、人々が連日にぎやかに飲食を楽しんでいる姿が話題となっている。経営は不動産事業やコンサルティング事業、フランチャイズ加盟開発などを手掛けているGoblet(ゴブレット、東京都世田谷区、代表:安藤紘司氏)。グローバルダイニング出身の安藤氏が、同社の飲食部門を一手に取り仕切っている。同氏は「アジアンビストロDai」のプレジャー・カンパニー 望月大輔氏の後輩で、今回の新店づくりにあたって、望月氏からアドバイスをもらったという。また友人であるタイ料理「ダオタイ」DAOの川井将太郎氏からも協力を得ることができ、自身のモンスーンカフェ勤務での経験なども活かし、「東南アジア料理」×「バル」という新しいスタイルの店が生まれた。

このアジアンバルという、他では見当たらなかった業態を赤羽という立地で開業しようとした理由を安藤氏は「大衆酒場が立ち並んでオヤジの街というイメージだった赤羽に、近年は立て続けにワインバルやイタリアンバルがオープンした。赤羽は『飲むエネルギーのある街』だと確信しました。それに赤羽にはもっと女性が飲める店があってもいいと思いましたから」と語る。同氏が着目している「飲むエネルギーのある街」とは、都心からすこし距離がある郊外立地で、都心の店に行く機会があり、都心の飲食店のクオリティも知っている人々が住んでいるところだという。そのような「街」で、その街に合った、その街に必要であろう業態をお客様目線で提案していくことが大事だと安藤氏は続けた。

アジアンバルに相応しく、こだわりのアジア系料理を担当するのは本場タイ人のシェフ。メニュー構成は、アジアン料理のクラシックや、アジアン&イタリアンのミックススタイルになっているタパス、オリジナル、ライス・ヌードル、ミート、サラダなど。タパスは380円と480円の2つの価格帯で統一され、その中で、アジア風の枝豆にイタリアンのスパイシーさが絶妙な「枝豆のペペロンチーノ」(380円)は人気の一品。定番でオーダー率が高い「炎の空芯菜炒め」(780円)や、タイ料理好きの女子には鉄板メニューの春雨サラダ「ヤムウンセン」(480円)などもあり、エスニック料理にうるさい女子たちも納得の内容だ。

ドリンクは、同店名物となっている「こぼれシリーズ」の「こぼれスパークリング(白・赤)」(500円)や、「こぼれワイン(白・赤)」(380円)に人気があり、並々とグラスにつがれるワインに嬉しい驚きの表情をする客が多いという。ワインは、こぼれシリーズの他に、2500円のボトルワインが、泡系3種、白6種、赤8種があり、数人での利用時はリーズナブルに楽しめる価格になっている。またアジア各地のご当地ビール、タイの「シンハー」「チャーン」、シンガポールの「タイガー」、インドネシアの「ビンタン」(全て680円)なども、もちろん揃っていて、アジアン料理がさらに美味しく感じられる。

今後の展開については、「BOTE2号店のオープンを近いうちに考えています。赤羽以外の『飲むエネルギーがある街』で、良い物件があればそれを早目に実現したい。今回の新店のように地元のお客様に支持され、来店してもらえる店を作りたい」と展望を語る安藤氏。同氏が言う郊外に点在する、飲むエネルギーがある街で、幅広い層の客に支持される魅力的な飲食店が、今後できていくことを大いに期待したい。

店舗データ

店名 アジアンバル BOTE(ボーテ)
住所 東京都北区赤羽1-38-5 

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アクセス JR赤羽駅東口から徒歩3分
電話 03-6454-4228
営業時間 月~金16:00~24:00、土・日・祝12:00~24:00
定休日 無休
坪数客数 22坪 26席(+テラス席16席)
客単価 2600円~2700円
運営会社 Goblet
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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